クラウドファンディングで1800万円の支援金が集まる!!”Poupelle Of Chimney Town”NYチーム

2020年9月19日、20日にニューヨークのオフブロードウェイで開演される予定だったミュージカル”Poupelle Of Chimney Town”。
コロナで開演は中止され、役者の皆さんが集まって練習をすることもできず、お客さんを集めることもできないという状況の中、クラウドファンディングでオンライン公演を応援してもらうという選択をした”Poupelle Of Chimney Town”NYチーム。なんと、達成率180パーセントで支援総額が18.028.000円に。

しゃけ:
2020年9月19日、20日二日間、前編、後編をオンラインで観させていただきました。
NYチームの皆さんが自宅でそれぞれ撮影したものをつなぎ合わせたミュージカル。皆さんの歌声に涙が止まらなかったです。心が洗われるよな感動をありがとうございました。
絵本とは違った味わいがあり、楽曲も大ヒットの予感がします。音楽監督であるKoさんに今のお気持ちを聞かせていただきました。

Ko Tanaka
https://www.kotanaka.net
アメリカ東部在住

16歳 吹奏楽部で打楽器を始める
18歳 音楽専門学校へ
商業音楽家としてフルタイムプロとして働く
ワーキングホリデーでカナダへ
ボストンのバークリー音楽大学(Berklee College of Music)を卒業
ブロードウェイミュージカル「Poupelle Of Chimney」の作編曲、音楽監督
【Zoom Musical Theater “Theatrical Tea House”】
[Composer]https://www.gekitekichaya.com
【Off Broadway Musical “Poupelle of Chimney Town”】
[Composer / Music Director] https://www.facebook.com/poupelleofchimneytownmusical/
前回のNY1page Koさんのインタビューはこちらです→https://ny1page.com/2020/08/18/miru08182020/

Koさん:
クラウドファンディングで支援してくださった皆様、本当にありがとうございました!ひとまずオンラインで全貌をお見せできたというところで、今後の活動にもさらに力が入ります。一年かけて音楽を組んできたので、NYチームの熱意が皆様に伝わったのであればとてもうれしいです。

しゃけ:
熱意、十分伝わりました!NYチームが結成されたのはいつ頃だったのですか?

Koさん:
チーム結成は昨年10月ごろでしたかね。小野さんがマンハッタンでシャンパンを開けて「もう戻れない」と言っていたのを覚えています。笑
言葉どおりに小野さんは最後までプレッシャーで死ぬような想いをすることになりましたが、基本的にそこからのメンバーで多少変動はあれど今日まで続いてきています。まだその時はなんの音楽もできていない時期で、どんなカラーの作品になるかもわからなかったんですが、「やってやるぞ!」と決心したのをよく覚えています。

しゃけ:
ミュージカル中のすべての曲をKoさんが作詞作曲されたのですか?

Koさん:
作詞はジェシカ(Jessica Wu)が担当しましたので、全ての曲は僕とジェシカのペアで作っています。ただ、最初の頃に作ったハロウィンの曲から、おそらく悪役ベラールの曲くらいまでは、自分で仮の英語詩を書いて作曲していました。あとからジェシカがチームに入って、僕が作った韻の順番やフォームをもとに書き直すという作業がありましたが、見事に同じ構成で当てはめてきて「さすがだな」と思いました。
やはり一番感動したのはメインテーマの英語版があがってきた時で、友情というテーマを見事に表現していましたね。パンデミックになる前の歌詞なのですが、今聴くとこの時代に一番大切なものが語られている気がします。

SO EXTRAORDINARY, I DON’T KNOW IF THIS IS REAL
誰も信じないような だけど本当の物語
WE’RE ARM IN ARM
さあ手を取り合おう
RAISING OUR VOICES
高く声をあげよう
WE MIGHT BE SCARED BUT OUR HEADSWE’LL HOLD HIGH
恐ろしいこともある だけど誇りをもって
AND SEE THROUGH THE SMOKE WITH NEW EYES
見上げよう 曇りのない目で
THEY CAN ALL LAUGH THOUGH WE KNOW WE’RE NOT WRONG
信じない人たちにその姿を 笑われたとしても
WITH STRENGTH AND WITH COURAGEKEEP SINGING OUR SONG
大丈夫 僕らの歌を歌い続けよう
HELLO HELLO HELLO HALLOWEENPE-PE-PE-PE-POU-PE-LOO
ハロハロ ハロハロウィン プペプップッ プペル
I’LL TELL OUR STORY AND YOU’LL TELL IT TOO
ボクが伝えるよ キミも言えるかい
HELLO HELLO HELLO HALLOWEENPE-PE-PE-PE-POU-PE-LOO
ハロハロ ハロハロウィン プペプップッ プペル
A STORY OF STARS AND A SKY CLEAR AND BLUE
輝く青空と きらめく星のことを

Koさん:
ジェシカはこの歌詞についてTriumph(戦いの末の勝利)の要素が入っているからそこをだしてほしいとリジー(Lizzie Markson)に言っていました。

上段中央 リジーさん

しゃけ:
ルビッチ役のリジーさん、素晴らしかったです。歌声はもちろん、彼女の深い表現力に引き込まれました。

Koさん:
リジーはめったに出会わないタイプのパフォーマーで、音楽の重力を本能的に感じながら歌うことができますよね。ブロードウェイには歌の上手い人は山のようにいて、多かれ少なかれ皆音楽のコード感など察知して歌っていますが、彼女の嗅覚は別格でした。
置くように歌ったり、コード進行に合わせて体の重心をひねっていたりと非常に音楽家的な動きをズームごしに見ていました。ピュアな歌声もまた素晴らしいです。
たとえば作曲する側としては、ある特定の言葉に特殊なコードを置いて言葉の裏の意味を示唆するときがあります。シンガーたちはそれを察知して「あ、この言葉なにかあるな」と考えて表現するわけですが、そのアンテナは特に素晴らしかったです。

しゃけ:
アフタートークも観させていただきましたが、Koさんは常に冷静というか、落ち着いていて何事にも動じないというような印象を受けましたが、実際はいかがですか?

Koさん:
いや、曲を作る前はいつもあたふたしていますよ。笑 白紙ですからね。
やる前はいつも何もないし、前回どうやって曲を書き終えたのかもまるで覚えてないので、毎回帰ってこれるかわからない旅行にいくようなものです。
それに、作っていても自分の気合や体調が足りないと、中程度のものができてオシマイ、みたいになってしまうので、そういう時はかなり思い悩みますね。
そんな中でやはり一番効果的なのは、一流ミュージカルの分析をしたり単純に観て感動したりすること。ぐわっと感動すると、「自分もこのレベルに到達しないと!」と強く思うようになります。
で、途中までできていたフレーズを全部捨てて、「こんなんじゃ誰も泣けねぇよ!」と言って全部やり直したりします。

しゃけ:
あたふたしている様子、伝わりました。笑
ぐわっと感動することがやる気につながるのですね。今後の予定を聞かせていただけますか?

Koさん:
今回はアメリカで言うといわゆる「リーディング形式」に近いものがあったと思っています。「音楽、脚本翻案、歌詞、振り付け、演出などの各部署がそれぞれの要素を持ち寄り、パフォーマーの手によって具現化された」という位置付けであると感じます。

ここからは、さらに各要素が溶け合うように調整していくステージに入りましたね。
音楽は「もっと長くてもよかったな」と思った部分もあり、またシンガーの歌唱力やハイノートを存分に見せるような曲をもっと用意したらよかったとも思いました。
今週からちょうど振り付けのムサさんと音楽+振り付けの細かい変更点セッションなどをやっていきますので、より一体感の増した総合芸術としての舞台が少しずつ見えてくると感じています!

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