「できる!Can!」で始まり「どのように?How?」で進む!ニューヨークのシアタークリエイター、豊島 藍(Ai Toyoshima)とよしま あいさん

豊島 藍 Ai Toyoshima とよしま あい 
名古屋市出身 ニューヨーク在住
シアタークリエイターInstagram フォトグラファーInstagram

幼少期 バレエを始める
高校時代 アメリカンバラエティーショーでブロードウェイのダンサーとタップダンサーHideboHさんに衝撃を受ける
ダンスにのめり込む 歌のレッスンを受ける
大学 ミュージカル科へ進むも「ここではない」と確信 
2017年4月渡米 ニューヨークへ
留学・ダンスプログラム、語学、アクティングを学ぶ
O1ビザ取得
2022年より『Moses』を製作 ショートフィルムフェスティバルで数々の賞を受賞
2023年 『Tootise』ステージマネージメントチームで参加

しゃけ:
『Moses』拝見させていただきました。受賞おめでとうございます。網永真夏さんが出演されていましたね。真夏さんのインタビューはこちらから読むことができます。『Moses』のディレクター、振付けをしたのが藍さんなんですね。

藍さん:
はい。ありがとうございます。古い音楽が好きで、まずはこの音楽を使って何かをしたい、というところから始まりました。2022年の年末くらいにダンサーお二人とスタジオで集まり、動きながら振りをつけたり、アイデアを出していき、2023年の5月にステージで披露しました。そのあとフィルムを作ったところ好評で、たくさんのフィルムフェスティバルでノミネートされたり賞をいただいています。

しゃけ:
藍さんはパフォーマーより作り手になりたいのですか?

藍さん:
アクティングや歌うことも大好きなのでオーディションは受け続けています(前回は最終審査まで!)し、これからもチャンスがあればいつでも舞台に立ちたいです。

でも死ぬまで絶対にパフォーマー!という気持ちはなくて、基本的には舞台を作る方に興味があるので、舞台のことならなんでもしたいです。

今ニューヨークで最前線の現場で働きながら学ばせていただけている状態なので、とても恵まれているし大好きなことを毎日できてわくわくしています。

しゃけ:
すごい!若干25歳にして、ニューヨークでシアターのお仕事で生きていけているのですね?バイトはしたことがありますか?

藍さん:
ウエイトレスのバイトは3か月くらいしたことがあるのですが、続けることはできませんでしたね。できないことはないのですが、ワクワク不足で(笑)

アーティスト仲間からダンス写真や宣材写真を頼まれることが多かったのをきっかけに、今はフォトグラファーとしてのビジネスも展開しています。Instagram

ありがたいことに、私の知らないところで、以前一緒に仕事をした方が紹介してくれたりするようです。フリーランスなので「こういうプロジェクトがあるけれど参加しませんか」と突然知らない方からメールがきてお仕事に繋がることもあります。

『Tootise』ではステージマネージメントチームの一員として呼んでいただいたのですが、本当に素晴らしい方に囲まれて、終わってほしくないくらい幸せな現場でした。

しゃけ:
わーお。ミュージカル、いいなあ。英語はもう苦労していませんか?ニューヨークでの生活をできるだけ続けたいですか?

藍さん:
7年前にニューヨークに来た時にはほぼ英語ゼロからのスタートだったのですが、今は大丈夫です。英語でインタビューを受けた時は緊張もあって子供のような受け答えになっていたかも。。

16歳の時に、アメリカンバラエティーショー(吉本新喜劇主宰)を観に行った時、ブロードウェイのダンサーとタップダンサーHideboHさんのコラボレーションを見て、なぜか、「私はこの人たちと舞台に立つ!」と思ったんです。我ながら謎の自信(笑)なんですけどね。それからは「ではどうしたらいいか?」で行動していきました。

私はいつもなぜか謎の自信で「できる! Can!」と確信してしまうところから始まります。そうしたらもう次に考えることは「どのように? How?」しかないんですよね。

もちろん途中で思い通りに行かず「あれ?」となることもありますが、経験を積んだだけ目標に向かっていることは確かだから、マイナスとは考えず、これがダメなら次はどうする?「How?」と考えて次に進み続けます。

しゃけ:
おおお。素晴らしい!落ち込んでいる暇はないのね?

藍さん:
ブロードウェイミュージカルのキャスティングで最後のコールバックの方になると、実際に使用する台本や楽譜を使ってのオーディションになるので、もう自分が役をいただいた気分で練習していくんですよ。それで受からなかった時にはさすがに落ち込みました。

でも、最新の最高の舞台を身近に感じられただけでもとても嬉しいです。作品がどのようにして生まれていくのかを学びながらお仕事できている今の環境は、とても恵まれていると思うし、ずっとニューヨークに居たいと思っています。

ブロードウェイで活躍されている日本人の方はたくさんいらっしゃいます。由水南さん、高橋リーザさん、横尾沙織さんたちのお近くで働くのが今の夢です。

豊島藍さん×しゃけインスタグラムライブのインタビューはこちらから見ることができます。


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