NYで成功している日本人が成功をつかんだきっかけとは?

私は、これまで沢山のNYで成功している日本人にインタビューしてきた。それは、アメリカで大学教授として教鞭をとり、研究を続ける人や、ミュージシャン、ダンサー、アーティスト、俳優、NPO創立者、ほか起業している人たちなど沢山いる。

ちょっと驚いたのは、同じようなタイトルにて、日本でコーチングをやっている人のブログを見つけたところ「成功のためには、ゆっくりと夢に向かって進んでいく」って書いてあったこと。いえいえ~~~!日本ではゆっくり着実に進んだほうがよいのかもしれないけど、NYでゆっくり進んでる人はチャンスを逃すっていうのが現実。思ったときには、即行動に移している人のほうが多いと思う。

即行動できない人には、即行動を促してくれる伴侶や友達がいることがほとんどだ。やりたいことに向かおうとせず、躊躇しているばかりては何も始まらないし何も生まれないのである。

NYのできるセールスマンや社長も、思ったときには即行動している。仕事探しのときにお付き合いさせていただいていたジョブエージェンシーのエージェントたちも、電話してきてすぐにスカイプして面接、次の瞬間には仕事を探している先へ私のレジュメを送っている。面接の間もそこまで時間を節約しなくては?って思うほど、めちゃくちゃ早口な人が多い。

アメリカで起業していた日本人の社長は、ザーッといろいろな企業の資料に目を通して、自分の会社と付き合いできそうな内容であれば、相手がまったく自分の会社と釣り合わないくらいの大手企業にでも電話連絡先をみつけ、電話連絡を入れて売り込み、会うためのアポをとっていた。もちろん会ってもらえないところもたくさんあるが、そんなことはお構いなしで、次から次へとそれを進めていって、一日に数社からは必ずアポをとっていた。

アメリカでたくさんの子供たちを救っている元イエール大学の小児心臓血管外科部長、現在National Children’s Hospitalで心臓血管再生医療のディレクターを勤めている新岡俊治氏、この記事の背後には、今も親しくさせていただいている妻の敬緯子さんから聞いた真実がある。イエール大学から引き抜きが来た時、少しばかり引き抜きに戸惑っていた新岡氏の背中を、彼女は軽く押してあげたのだという。最終的にどう進むのかを決めるのは本人だが、もしチャレンジ精神のない伴侶であったならば、諦めさせていた可能性だってある。

「マドンナのバックダンサーになりたいんです」って言ってたAIさんにも、正直、マドンナのバックダンサー?って本当になれるのかって心の底では思っていたときもあった。彼女を撮影したのはハーレムの川沿いの公園だったが、人目をはばからず即興のダンスも撮影させていただいた。(NY1pageでは音楽の著作権をとっていないので、ビデオを掲載できないのが残念)夢をかなえてしまう彼女の行動力はハンパなかった。

America’s Got Talentで見事に優勝を果たしたエビケン(蛯名健一)さんには、有名になる前から、彼は絶対に何かを果たす人だというオーラを感じたのですぐに取材を申し込んだ。すでにアポロシアターのショータイムにゲストで出演されていたが。様々なエリアでダンスのインストラクターとして働いており、ダンス教室の後に取材にうかがったことがあるが、とても気さくな方だった。

彼がダンスを始めたのは、アメリカで大学へ通っていたころだというから遅咲きといえば遅咲き。それでも「ダンスが自分のやりたいこと」と、気づいてからの行動力と自信が並外れていると思う。アメリカのオーディション番組に出ていたとき、ステージでも堂々としていた。そんな行動力こそが優勝を勝ちとり、世界を飛び回る有名なエンターテイナーになることへとつながった。

つまり、自分が情熱さえ持ち続けていれば、年齢を重ねてもチャンスはあるっていうのも事実。だから思っているときにやるべきことを即行動にうつす。これがNYで目標を達成できる人だ。かみ砕いていえば、自分の持つパワーの旬を逃さないことが大切なのだ。

旬は、何歳になっていても可能。だから今の時代は、それをやって成功している人もたくさんいいる。っていうか、いつの時代もチャレンジを忘れない人は成功できるのだ。(言ってる私は、成功してないじゃない?)って思ってるだろうが、私はこれまで小さいながらも自分なりに夢を実現させてきた。

またそのお話は、次回にて。

 

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