アメリカでしか作れない、自分たちでしか作れない作品を〜日米合作コメディ「2nd Avenue」制作秘話〜

日米合作のWEBコメディドラマ「2nd アベニュー」(2アベ)が今話題を集めている。“笑われたっていいじゃない”というキャッチコピーにあるように、少し普通と違うということに悩む人に対する応援として作ったと言うこのドラマ。資金集めのために行ったキックスターターでも目標の8000ドルを大きく上回る13353ドルを集めることに成功した。今回は「2アベ」チーフプロデューサー/監督の川出真理さん(写真右)、プロデューサー/脚本/主演(タイチ役)の近藤司さん(写真中央)、プロデューサー/主演(マリコ役)の本田真穂さん(写真左)にお話を伺った。

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−−−なぜ2アベを作ろうと思ったんですか?

近藤:この企画自体は僕がアイディアを思いついてそれを2人に監督と主演をお願いしました、それが2011年くらいです。まずは3人でトレーラー(予告編)を作ってそれでお金を集めようという感じのスタートでした。そのときはまだストーリーや登場人物もだいぶ違っていて、それを色々な方に見てもらってそこからのフィードバックや3人での議論を経て今の形になりました。

−−−−お二人は最初この話を聞いたときはどう思いました?

本田:私はねー、何も迷いもなく即決でしたね、あ、これ楽しい!って。嬉しかったです。あとはすごい演技がしたかったっていうのもあります。

川出:私も最初は3ページの脚本をもらって、まあ面白かったんでやっても良いかなーと思ったんです。まあ書き直さなきゃだけど、面白くなる要素があるというのはわかって。

近藤:真穂には図で説明したんだよね。

本田:そうそう、マリコがいて、あ、最初はマリコっていう名前でもなかったよね(笑)ルームメイトが3人いて、片思い、片思い、ゲイ、片思いみたいな(笑)

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−−−−意外と恋愛系だったんですね(笑)

本田:恋愛だけど、誰も成就しないから続いてくみたいな。

近藤:最初はもっとシットコム(※シチュエーション・コメディーの略語・・・観客の前で上演するドラマ)みたいな感じでしたね。

本田:ルームメイトも三人だしね。トレーラーを作った段階ではその設定でした。トレーラーから第一話のあいだにレボリューションが起きたよね(笑)

−−−−でも笑いのテイスト的にはシットコムっぽいですよね。笑い声が欲しくなりました(笑)笑いのテイストに関しては何か意識していた部分はありましたか?

近藤:YouTubeで配信するっていうのが割と早い段階から決まっていて、じゃあどうしようと考えていたときに、みんな携帯で通勤途中とかに見るかな、でもWEBだからテレビの前に張り付いて集中してみるって言う感じじゃないし、ヴィジュアル的に面白いものが定期的にないと、見るの辞めちゃうよねって、色んなウェブシリーズを見て三人で話し合った結果ああいう感じになりました。

−−−−日本人向けということですか?

近藤:メインのターゲットとしては日本人や日本に興味のある人たちですね。あとはなんていうんだろう・・・

川出:世界中の日本人!

一同:笑い

本田:そうだね、YouTubeで全世界の人に見てもらいたいですね。

−−−−どういう風に撮影は進んだんですか?

川出:脚本にすごい時間をかけました。そして脚本が決まったからロケーションを探しましょう、オーディションしましょう、スタッフ探しましょうっていうのを同時にやりました。そしてリハーサルをして一ヶ月後くらいに撮影という感じ。

近藤:僕が脚本を好き勝手に書いてそれにあわせてロケーションを探したりしましたね。最初から使えるってわかってたのはアパートだけでした。

川出:もちろんお金のかからない場所を探したり、脚本を変えてもらったりもしましたけどね。でもSMクラブとかアパートで撮るのじゃ面白くないと思ったときはお金をかけて探しました。

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−−−−なぜ舞台をブルックリンにしたのですか?

川出:元々はマンハッタンの2nd Avenueだったんだよね。

本田:最初は2nd Avenue(仮)だったのが途中でとれたよね(笑)でも今すごくホットな地域なのでブルックリンいいねとは言ってたんですよ。

川出:そのときたまたま知り合いの方がブルックリンのアパートの住人をさがしていて、ちょうどいいからそこに私が住んでそこで撮影することになったんです。

−−−−マリコやタイチのキャラクターはどういう風に作っていったのですか?

本田:Based on fact(事実に基づいたストーリー)だよね(笑)

近藤:基本的にはbased on fact。最初トレーラー用に書いたときは今よりも我々二人から遠いキャラクター設定だったんですけど。

本田:タイチは最初からゲイだったけどね。

近藤:それはね。あとマリコは最初語学学校に通っている設定だった(笑)

本田:そうだ(笑)なんで変わったんだっけ?

近藤:トレーラーをつくって、自分で見たあとに本田の方が身長も高いしスタイルも良いからもっとそれにはまる設定はないかなって思ったんです。あとフィードバックで普通の日本人に見えないっていう意見があって、じゃあもっとぴったりな他の設定ないかなと思ったときにグラビアアイドルっていうの考え始めたんです。でも具体的な関係性とかはリハーサルを経る中で出来上がってきたという感じかな。

川出:日本から来た人とアメリカにずっと住んでる人っていう対比があった方がおもしろいだろうとか、そういうことは色々つめていく中で変えていったよね。サブキャラクターももっと違うタイプでとか決まっていった。

近藤:サブキャラクターはね、結構振り回されたよね(笑)やるって言ってた人が突然やらないとか。

本田:アバクロのモデルとか言ってたのに全然違ったり(笑)

川出:1人変わるとこっちも色々かえなきゃだしね。

本田:真理さんが監督だから私も色々勉強になりました。例えば私たちからみて全然違っても日本国内の日本人からみると外国人ってみんな顔が似て見えちゃったりするし、演技の仕方とかでもキャラとか色々振り分けないといけないし。

 

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−−−−サブキャラクターとかは全部オーディションで決めたんですか?

本田:基本的には全部オーディションしました。

川出:ナツ(タイチの姉)以外はね。

本田:ナツは完全当て書きですね。

近藤:トレーラーから第一話の間に妊娠しちゃってね(笑)

本田:まあそのおかげでギャグもできたし(笑)エキストラが一人も来なかった時もあったよね。

近藤:ロケーションとかエキストラとか当日にならないとわからないことも多くて。

川出:低予算だからね。

本田:常にその場で与えられた状況でどう対応するか、瞬発力が必要でしたね。第六話の冒頭のナイキのオーディションのシーン、あれ本当は全然違うオーディションの設定だったんです。セリフのある役者さんは友達で来てもらったんですけど、他のエキストラが来なくて。だからあとの二人は音声さんと音声さんの息子(笑)

川出:あのとき大変だったよね、みんなで丸くなってなんか良い案ないかって考えた。

−−−−そういう部分ってやっぱりアメリカならではですよね。

近藤:作りやすい部分はたくさんあるんですよ。アーティストは一杯いるからオーディションをすればたくさん来てくれるし、フリーランサーもたくさんいる。興味のある人はすぐ声をあげてくれるけど、口約束をどれだけ信じられるかって言うと話はまた別ですね。エージェントとかマネージャーを通すと大丈夫だけど。

本田:協力してくださる方は本当に一般的なルールとかも排除してものすごく協力してくださる。そういう方もいっぱいいる街ではありますね、ニューヨークは。

−−−−資金集めにはクラウドファウンディングの1つであるKickstarterを使って実際に目標以上の額を集めることに成功されていますよね。なぜこの方法を選んだのですか?

本田: Kickstarterってお金を集められるだけじゃなくてコミュニティも形成できるんですよ、サポーターっていう。1ドルでも協力してくれれば、その後のプロジェクトをフォローしてくれるし、人にも言いやすいし。資金集めだけじゃなくプロモーションにもなる部分が良いなと思いました。

近藤:あとは通常のスポンサーと違って作品に対して何かの権利が発生するわけではないので、かなり自由に作品が作れるっていうのも魅力ですね。

本田:リワード(報酬)に関しては他の色んな成功したプロジェクトを参考にしましたね。

近藤:価値のあるものをあげると言うよりは、2アベの仲間感を高められる感じにパーティーに招待とか、ロケ地の地図とか。元々作品も手作り感のあるものなので。

本田:みんなで一緒に作っている様な感覚を凄く大事にしました。

川出:コメディーだから遊べるから良かったよね、シリアスなドラマやドキュメントだとできないようなユーモアのあるリワードもできた。

−−−−なぜコメディーにしたのですか?

近藤:最初この作品を思いついたときに、WEB上でドラマを公開するというのがアメリカですごく流行り始めたときだったんです。日本ではあまりそういうの無いなと思って、じゃあ日本向けのWEB ドラマを作ったら面白いんじゃないかなと。そのときに、じゃあせっかくだったらテレビでは出せないようなものをいっぱい入れたいと思ったんです。だからゲイのキャラクターとかマリファナの話とか日本の芸能界の話をいれたんです。でも色んなエンターテイメントを考えたときに、そういういわゆるタブーを扱うものってどうしても重くなりがちというか、それに元々興味のある人しか見ない様なシリアスなものになりがちで、そんな中でコメディーでそういうことをあつかったものは新しいんじゃないかなと思ったんです。そうすればみんなが軽くそういうものをみて、考えられるかなと。

 

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−−−−タブーとかに触れたドラマを作れるのはアメリカならではでしょうか?

近藤:日本のメロドラマとか朝ドラみたいな感じにしたくないと思ったんです。日本だと日本人の価値観を持った人じゃないと見てる人は日本人じゃないと思っちゃう部分ってあって。例えばシェイクピアやアメリカの現代演劇を日本語に翻訳して日本人俳優で日本で上演しても、日本の価値観じゃこういう展開にはならないよねっていう所に違和感を持つ人がたくさんいて、設定が日本だとどれだけ海外っぽいドラマを作ろうとしても無理がある。価値観の外側が存在しないかぎり無理なんです。アメリカだとそれがやりやすい。日本的な価値観を持つ日本人もいれば、アメリカ的価値観を持った日本人いるしもちろんアメリカ人もいて。色々な価値観を持った人がたくさんいるからこそ、日本人にない価値観を話に入れやすいんです。

本田:最初にフィードバックをもらったときに、日本人の男性プロデューサーのような人たちみんなにマリコをなんでもっとかわいくてセクシーな感じにしないのって結構言われてショックだったんですけど(笑)それを話したときに司が日本のテレビ業界ってまだまだ男性社会でドラマの中の女の子もキュートでセクシーでその男の人たちがデートしたい感じに撮るじゃないですか、どんなクールなキャラクターでも。でも私たちはプロデューサー3人中2人女で1人はゲイで、プロデュース側にいわゆる“普通の男性”がいないからこそ、それとは違うものをつくりたいって言っていて、それを聞いてなるほどと思いました。

川出:誰の目線で描いているか今こっちの業界でもすごく大きなテーマになっていて、マイノリティの目線から描いている作品がまだ少ないからそれをかえようっていう活動が盛ん。だから私たちもそれにのっかりました(笑)

近藤:アメリカはエンターテイメントが差別に与える影響に対してすごく敏感なんですよね。

川出:日本の差別は水面下にあって気づかないんだよね。

本田:最近日本で話題の都議会の野次の話もね。謝罪会見で「結婚できない女性に対して申し訳ない」って言っていたらしくて、いや結婚できないってなんだよって(笑)

川出:あれも私からしたら、日本で働いてる時にこんなことたくさんあったなって。でもそれが話題になるってことは社会が変わり始めたってことなんでしょうね。

−−−−ではそもそも3人はどこで出会ったんですか?

川出:(近藤は)私の作品に出てくれたことがあってお互い知っていました。

本田:私は(近藤と)同じ演技の学校で。でも私はなぜか司に嫌われてると思ってたから、この話を持ってきてくれたときはすごく嬉しかったです。だから今回が初仕事なんです。(近藤を)見たことはあったけどね(笑)

−−−−なるほど。なぜ皆さんはアメリカに来られたんですか?

川出:昔アメリカのアートスクールで映画製作に出会ったんですけど、結局あきらめて日本に帰って音楽業界に就職しました。でも、映画の仕事が忘れられなくて2007年にこっちに戻ってきました。ニューヨークは小さい頃から憧れていた街でした。実際に来てみても、凄くコンペティティブ(競争的)ではあるけれど、日本のように条件に合わないから、ここに所属してないからという理由でシャットダウン(終了)はしなくて、やりたいならやってみてっていうステージは用意されている。日本だと誰に教わったとか性別とか年齢とか関係してくるけど、こっちではそうじゃないと思ったのでアメリカに来ました。

近藤:僕はなんで来たかって言うと、思いついちゃった感じですね。なんか面白そうって。でも今考えれば日本だとゲイの自分がどう生きてけるかもわからなかったし、東京で1年だけ芸能活動したときに演技がうまくなるって言う感覚も自分の能力をベースに仕事がとれるという感覚もなかったし、日本で演技していても仕方ないかなって思っていたんです。

川出:それは日本の業界のシステム的に?

近藤:そうだなあ、日本って普通のオーディションがないんですよ。ちゃんとした事務所に所属して、上の人に気に入られてようやくオーディションが受けられるっていう運的な要素が大きくて。アメリカだとそこまで運任せにはできないですしね。あとはニューヨークいったら英語上手くなりそうとか、演技の学校良いのありそうとか、ブロードウェイあるしとかそんな感じでした(笑)来た瞬間は思いつきでしたね。

本田:私はもともとNYの街が好きだったし、あとははとこがNYでアートディーラーをしていて、彼女がフリーランスで独立して仕事をしているのを見てすごいなって思ったんです。どこにも所属せずに自分の能力で根っこはって、人脈増やして、自分の地位築いてかっこいいなって。NYにはそういう女性が凄くいっぱいいてインスパイアされました。演技学校もみんな純粋に演技を勉強していて、自分もどんどん上手くなっていける感覚がありました。日本の芸能界にいたときは凄く見た目が重視されて、私見た目はまってないなーって思うこともあったんですけど、そういうことじゃないんだって。自分でもどんどんうまくなれるし、素晴らしい人もいっぱいいるし。それが勢いになりました。打てば響くし、自分でやった分だけ返ってくるところですよね。結果にならなくても、成功の形が1つじゃない。日本で活動していた頃より充実感がありました、それってすごく重要なことだなって思います。

川出:アートに対する考え方がちがうよね、アメリカって。

本田:日本だと遊んでるって思われる(笑)

近藤:ニートっていわれる(笑)

−−−−2アベの続編の予定はありますか?

近藤:僕はやりたいですけどね。

本田:私も!

近藤:続きは作れる形では終わらせてあるんですよ。ただ、精神的にも肉体的にもタフな仕事だったので(笑)気軽に勢いで出来るものじゃないんですよね。実際終わった後は数ヶ月抜け殻の様な状態でした。最近ようやくこの先のことも考えられるようになりましたね。Kickstarterとかの後、仕事もたくさんあったし。

本田:終わらなかったよね。本当、撮影後の方が大変でしたね。撮影自体は楽しいしアドレナリンで乗り切れるところもあるんですけど、撮影後の作業の方が事務的で人に対する責任が大きいものもあって。

川出:だから希望はあるけど未定ってことで(笑)でも言って頂けることはとてもうれしいです。

本田:面白いって言ってくれる人がいるうちにやりたいよね。

川出:あ、でも今2アベの中国語字幕を製作中です。

本田:ちなみに感想も募集中です(笑)

−−−−最後にNYを夢見る若者にひとことお願いします。

川出:NYは頑張ってる人がたくさんいる街。もしやりたいことが決まっていたら、こっちにきて一緒に頑張りましょう。決まってないとちょっとしんどいけど、決まってたらおいでよ。

本田:NYにはやりたいことを高めるツールが山ほどあります。

近藤:どんなことに興味があっても、どんなレベルであってもその人を成長させる機会がいっぱいある街です。自分がどんなことをしたいかさえちゃんとわかっていれば後悔は絶対しない。

川出:あとNYは失敗しても大丈夫な街。失敗してもそこからどう頑張ったかをちゃんと見てくれる。

本田:年齢とかそういう制限もNYにはないですね。この年齢だから失敗できないとかはないです。

 

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日米合作ウェブ・ドラマ「2ndアベニュー (二アベ)」

Official website: http://2ave.weebly.com/

第1話/Ep.1 http://youtu.be/9jbXtOYNS1w

 

川出真理 (Mari Kawade)

チーフ・プロデューサー/監督

兵庫県出身。エンターテイメントプロデューサー/ディレクター。日米両方でのコンサート、お笑い、イベント、映画、ビデオのプロデューサー歴13年。インディーズから有名タレントまで幅広いアーティストとのコラボレーションによる作品プロデュースを手掛ける。監督としては、ロサンジェルス・ムービーアワードなど受賞作多数。

www.marikawade.com

 

近藤司 (Tsukasa Kondo)

プロデューサー/脚本/主演(タイチ役)

兵庫県出身、NY在住の日本人俳優/作家。出演作品に「ワンダーフット先生の大失敗」(準主演。Flux Fest 2013 審査員最優秀賞)、「Park」(主演。6つの国際映画祭での公式上演作品)等がある。ジャパンソサエティでのキッズシアターショーには4年連続合計7作品に出演する他、2010年にはNYの名門芸術学校であるジュリアードの学生を連れて東京/京都/大阪を回る「Japan Tour 2010」を企画/運営し、自らも作家/パフォーマーとして参加。2013年にはリンカーンセンターの舞台であるAlice Tully Hallで行われたEnjoy Japan 2013の司会進行を一人で務めた。ライター、小説家としても、日米でジャンルを超えて活動中。

http://www.tsukasakondo.com

 

本田真穂 (Maho Honda)

プロデューサー/主演(マリコ役)

茨城県出身、N.Y在住の日本人俳優/モデル。早稲田大学在学中に東レの水着キャンペーンガールに選ばれ芸能活動を開始。2006年、アジアスーパーモデルコンテスト (北京) で第4位入賞とメディア賞を受賞。2004年から2009年までオスカープロモーションに在籍し、連続テレビドラマや大手企業のTVCMなど出演多数。アメリカでは、全米映画俳優組合(SAG)に所属し、国内外向けのTVCMから、ホラーやコメディの映画や舞台まで幅広く出演。かたわらに、紙面やウェブでコラム執筆も手がける。「NYのまほう〜本田真穂の女優奮闘記」(NYジャピオン、’12)他。

www.mahohonda.com

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