サラリーマンからアーティストに転身〜ニューヨークで個展を開催!田中紳次郎

田中紳次郎 Shinjiro Tanaka web instagram
ロサンゼルス出身 東京都在住
アーティスト

1985年 LAで生まれる
2008年 慶応義塾大学卒業後電通を経て
2012年 ニューヨークへ 移住 
ミュージカルプロデューサーアシスタント、ダンサーとして活躍
2017年 東京へ
2018年   TokyoDexにてアートコーディネーターとして壁画事業に携わる
2019年 アーティストとして独立
2019年 ART BATTLE TOKYO 優勝
2019年~2022年 東京を中心に国内外で個展開催・グループ展参加
2023年3月14日から3月18日【Gallery Max New York】個展『Rebirth』開催予定
2023年3月25日 CUPA@catchus_org主催ダンスイベントにパフォーミングアーティストとして参加予定

アーティストの田中紳次郎が、ニューヨークにて2023年3月14日から3月18日の【Gallery Max New York】個展『Rebirth』を行う。田中の今回の個展に対する思いは、ご本人により綴っていただいた。

過去の記憶や経験というものは、時を経て改めて咀嚼した時に違った意味合いを持つことがある。また、人間 の肉体や精神も同様に、朝起きて寝る間に、ある種の生と死が繰り返され、少しずつ変化しているように 思われる。

今回は「再生」をテーマに、メインとなる作品群については過去のキャンバス作品の大半を一度 剥がし、再構築する形で製作した。その他、多種多様なスタイルで製作した作品群は人間の持つ潜在的な可能性の広さを示唆している。

なぜこのテーマとしたことを語るには、私自身の経験をお伝えする必要がある。 そもそも私は2011年までは多忙を極めるサラリーマンであり、日々に追われ、表現者になるとはつゆほどにも 思っていなかった。

しかし、2011年に東日本大震災や、私の近しい人の死、急な異動などの環境の大きな変化 が同時に重なった結果、自分の人生が大きく崩れ、再建することが必要となった。

悩んだ末に私は会社を辞め、 2012年にニューヨークに拠点を移し、5年間を過ごした。その期間で、実に多様な人々と文化に触れ合い、 様々な経験を通じて自分の価値観が少しずつ変化していった。

そして時を経て、現在はニューヨークで出会った妻と、3人のこどもたちと生きている。味わいたくもなかった辛い出来事がなければ、出会わなかった人たちがいて、生まれなかった命がある。

人生というものは不可思議なものだが、良い出来事も悪い出来事も、何もかもがいずれ何か新たな意味を 持っていくことは事実である。 2023年現在、世界では様々な災害や争いがそこかしこで起こり、絶望している人たちも多くいるだろう。

その人々の傷が完全に癒えることはないのかもしれない。しかし、時間がかかろうとも、希望の火が灯ることを 願っている。 本展示を通じて少しでも世の中に前向きなエネルギーが広がっていく一助となれば幸いである。<執筆 田中紳次郎>


2023年3月14日から3月18日の【Gallery Max New York】個展『Rebirth』

2023年3月25日 CUPA @catchus_org(←Instagramリンク)主催ダンスイベントの応援をどうぞよろしくお願いします!

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