Sharenting 我が子のことを、SNSに熱心に投稿すること

FacebookなどのSNS上、自分の子供のことを、写真などで熱心に載せる人がいます。そんな行為を指してSharentingという言葉が使われます。Share(またはOvershare)とParentingを合成した言葉で、最近ネット上、またメディアで議論の対象になっています。
批判的な論者は、このような親(Sharentと呼ばれます)が子の成長を喜び、写真などを友人たちと共有したい気持ちを理解しながらも、Sharentingは子供を危険に晒すかも知れない行為だと警鐘を鳴らします。 現実に、子供の画像が盗用されたり、中にはPedophile (小児愛症者)の興味の対象になったりしている例があるそうです。
乳幼児の時はともかく、大きくなるに連れ、親の投稿を知り当惑する子供もいるでしょう。 一度載せられた情報は、ほぼ永久にネット上に残る可能性がありますから、プライバシーの観点からも問題になりえます。
最近、Facebookのザッカーバーグ会長は、FBをプライバシー保護に重点を置くビジネス・モデルに転換していくと述べました。 過剰なSharentingを批判する識者の声も、彼の決断に影響を与えたのかも知れません。(週刊NY生活紙に連載中 執筆:旦 英夫 ニューヨーク州弁護士)
[…] しゃけ:聞いているだけでわくわくしてきます!そして、NY1pageでも旦さんのコラムを掲載させていただけることに!!ありがとうございます。こちらで読むことができます⇒ 米語ウォッチ<1>Sharentingこれからもどうぞよろしくおねがいします。 […]