2013年1月、ワオラニ民族を救うため、溝口尚美さんは熱帯雨林のアマゾンへ撮影に行くのだという。
それは、ワオラニ民族との約束を果たすためだ。
以下、尚美さんのブログより一部抜粋
尚美さん
「2009年にニューヨークの国連の先住民族フォーラムで初めてワオラニ民族のペンティに会いました。
ワオラニ民族の土地に1970年代から石油会社が断りもなく侵入し、
以来、今でも環境破壊だけでなく文化消滅の危機に直面しています」
そこで尚美さんは、現地へ行って彼らが自らが民族の文化を守るためビデオで撮影しているのをサポートしに
行くのだという。
「現地へ行くのは、舟を使ったり、ガソリンや食料を持っていかなければならなかったりで、
結構、お金がかかります。またインターネット・電話・電気もないところなので
何かと手間や時間もかかります。
そんな理由で、思いはあっても、なかなか現実には踏み切れませんでした。
今年5月、ペンティが再び国連にやってきました。
もう待たせてられない。再会した時に、秋か冬に企画を実現する努力をする!
と約束しました。」
この数年、私たちは少しずつですが、アマゾンに持っていく機材を保管していました。
ところが!!!大変なことが起こってしまったのです。
10月29日、ニューヨークをハリケーンが襲いました。
そして、1階だった私たちの自宅兼オフィスが胸の高さまで浸水。
殆どの物が生活排水・海水・工場排水が混じった水に浸かってしまいました。
私たちは今も、知人の家などを転々としながら避難生活をしています。
それでも私たちはアマゾンに行くことにしました」
ベイリー
「アマゾンって、ちょっと前に日本のテレビ番組で見たんですが、撮影に行った人たちがよく遭難したりする
ようなのですが、怖くないですか?」
尚美さん
「現地に住むコミュニティの代表を知っていますので怖さはありません。
ただ初めてアマゾンで3週間ほど過ごしますので、病気になりませんように・・・と思っているぐらいです。
直接パートナー(コロンビア出身)から聞いていましたので・・・
ベイリー
「私もそうなのですが、都会でぬくぬく暮らしていると、アマゾンという大自然の中に入っていくだけで、
ものすごい冒険だと思うのです。尚美さんは、ワオラニ民族の文化を残してあげたいという
強い思いから恐怖感もなくなるのでしょうか?」
<記事:ベイリー弘恵 写真:溝口尚美>
NYのハリケーンで被害にあってもくじけず、ワオラニ民族を救うためアマゾンへ挑む溝口さんらを
皆さんも応援しませんか?
溝口尚美さんが代表のシネミンガでは、クラウドファンディング中です。
http://www.indiegogo.com/waoranidimacenter
寄付してくださった方には、エクアドルからのおみやげを渡したり、
シネミンガの公式ウェブサイトに名前を入れるという形で
すべての人がミンガ(恊働)している事を示していただけるそうです
どんなおみやげがやってくるのか、楽しみです!
以下のリンクもご参照いただき溝口さんらの活動を応援してください。
【関連リンク】
http://blog.canpan.info/cineminga/archive/144
キャンペーンへの直接リンク/英語
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