「トイレの神様」は日本人の思想の源〜植村花菜NYライヴにて

トイレの神様で2010年に大ヒットを飛ばしたシンガーソングライター植村花菜が、NYのミッドタウンにあるClub Bonafideでライヴを行った。現在ニューヨークに住み、音楽活動を続けながら、1児のママでもあるという。今回は5ヶ月ぶりの単独ライヴとなった。
ステージでは、やさしい歌声とギターの演奏だけで、会場に来ている人たちを魅了した。曲の合間には、関西弁で冗談をまじえたり、時折、客席にいるアメリカ人のために英語でも話をする。ステージから客へ対話形式ですすめるのも楽しい。そんな彼女のほがらかな人柄は、音楽の中にも生きているのだと感じさせる。その証拠に、彼女の音楽を聴いてる間は、満ち足りた幸せな気分になれるのだ。

「『そのうち自分の子に、私のお料理をBest Meal Ever』って言ってほしいのです」とママとしての一面ものぞかせる。どんなレストランの料理よりも、ママのごはんが世界で一番おいしいという「世界一ごはん」を演奏した。

「音楽は、万国共通で人に希望を与えることができると思うのです。私の曲を聞いた人が、その一日を楽しくすごせたり、生きているのが楽になるような音楽を奏でたいです」

最後に演奏したのは、代表曲ともいえる「トイレの神様」。小さなときから祖母と暮らしており、祖母の教えの中から生まれた曲である。人様から見えないトイレにも、神様がいていつも見ているのだから常に磨いておこうという八百万(やおよろず)の神に対する教えだ。古代から日本人は自然万物に神様が存在すると考えており、この何気ない教えこそが日本人の思想の源ともいえる。

日本はこうして八百万の神を信じてきたからこそ、歴史的にも宗教間による争いが少ない。まだまだ世界には、宗教や思想の違いにより起こされるテロや戦争が絶え間ない。「トイレには女神様がいるからキレイにするのだ」という植村花菜の歌を通じて、自然万物に神様が存在するという日本人の思想を世界に広げていければ、もっと全世界が平和になる日がやってくるのではないだろうか。<敬称略 取材・執筆:弘恵ベイリー  取材協力:Mar Creation, Inc.

 

【プロフィール】
1983年生まれ。兵庫県川西市出身。2010年、
第43回日本有線大賞有線音楽優秀賞受賞。同時に『トイレの神様』が特別賞を受賞。第61回NHK紅白歌合戦出場。ベストヒット歌謡祭2010ゴールドアーティスト賞受賞。

【関連リンク】
植村花菜オフィシャルウェブサイト

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