「この舞台を、いつかニューヨークで上演したい」——その想いを胸に温めてきたのが、今回エグゼクティブプロデューサーを務める平川美代子さん。2023年に大阪で『田園ユニバース』に出演してから、昭和歌謡の魅力と日本の人情を伝えるこの作品に、海外でも通じる力があると信じていた。
脚本もNYを舞台に制作し、その夢がついに結実、『田園ユニバースNY』がニューヨークで初上演される。会場はマンハッタン・アッパーウエストサイドの名門、Leonard Nimoy Thalia at Peter Norton Symphony Space。
公演は4月13日(日)午後2時と午後6時の2回。
『田園ユニバース』は、昭和・平成時代のヒット歌謡曲をベースに構成されたエンターテインメントショー。2021年に日本で初演され高い評価を受け、2023年12月には大阪・東京での再演も大成功を収めた。
NY公演で脚本を担当したのは、川島雅美さん。そして演出は俳優としても活躍するエディ大野トール氏。主催はNYを拠点に日本人アーティスト、パフォーマー支援を行うNPO団体のCUPA「CATCH US Performing Arts 」。
今回のNY公演では、歌謡曲の持つノスタルジックな魅力に現代的な演出が加わり、国境と世代を超えて観客の心に響く舞台となる。
ダンスシーンは、世界で活躍する振付師たちによって彩られている。近年ではジャネット・ジャクソンのバックダンサーを務めた石川智子さん。藤井風のステージでバックダンサーを担当した川手恭治さんをはじめ、小野由利加さんらが参加し、昭和歌謡とモダンダンスが融合した多彩な表現が見どころとなっている。
たまき役に漣レイラさん(元宝塚、在籍14年)、輝子役に岩田華怜さん(『ハリーポッターと呪いの子』日本公演出演)、そしてNYで昭和歌謡の第一人者として知られるトシ・カプチーノさんが出演。
俳優の松坂龍馬さん、さらにドラァグクイーンのDucky & Patsyや、NY在住のシンガー・ダンサーたちも加わり、舞台に華やかさとユーモアを添える。
舞台裏にも、世界レベルのプロが揃う。というのも今回のプロダクション・ステージ・マネージャーを務めるのは、ニューヨークの様々なシアターで活躍している田中史子さん。舞台進行・演出面でも精度の高いプロフェッショナルチームが集結し、初の海外公演を成功へと導く。
この舞台を支えるのは、日米を拠点にアーティスト支援を行う非営利団体CUPA(CATCH US PERFORMING ARTS)。
2018年に米国法人として設立されたCUPAは、若手育成、異文化交流、社会貢献を目的に様々な舞台公演をサポートしてきた。
今年は3月にCUPADANショーケースを開催、8月には大阪万博記念公演として日本のミュージカル団体「Little★Star」「発起塾」との共同舞台も実施。
『田園ユニバースNY』は、そんな活動の流れを受け継ぐ特別なプロジェクトとなる。
たった2回の限定公演。昭和の響きをNYで体感するチャンスをお見逃しなく!
懐かしさ、笑い、涙、そして踊り出したくなるようなエネルギー。
『田園ユニバースNY』は、世代と国境を越え、観る人すべての心を揺さぶる。
あらすじ:舞台は1997年、大阪の老舗キャバレー「田園ユニバース」。看板女優のたまきを中心に、大阪とニューヨークのキャバレーで繰り広げられる人間模様。ニューヨークで奮闘する輝子をはじめ、日本人パフォーマーたちの日常、そして彼らを支える人々の温かさを描く。
昭和歌謡ミュージカル「田園ユニバースNY」
作品:田園ユニバースNY | “Den’en Universe” from Osaka to New York
日程:2025年4月13日(日)
公演:昼、夜 2回
(昼の部) 開場:1:30pm/開演: 2:00pm
(夜の部) 開場:5:30pm/開演: 6:00pm
言語:日本語、英語ナレーション
会場: Leonard Nimoy Thalia at Peter Norton Symphony Space
住所:250 West 95th Street, NYC
年齢制限:8歳以上
入場券: https://www.symphonyspace.org/events/vp-from-osaka-to-nyc-den-en-universe
出演:漣レイラ/岩田華怜/トシ・カプチーノ/松坂龍馬/川手恭治/佐山リチャード/窪田弥生/古井伽林/小野由利加/堀部たまき/生方さくら/佐脇直人/平川美代子/Ducky & Patsy/窪田奏音/鈴木レオ



