日本人初、世界最年少マスターソムリエの高松亨(Toru Takamatsu)さん

高松亨 25歳(2020年現在)
オーストラリア シドニー在住
24歳でマスターソムリエ(MS)の資格を取得
日本人でただ一人、世界最年少のマスターソムリエ
インスタグラムはこちら→ https://www.instagram.com/toru_95_ms/

しゃけ:
マスターソムリエ!日本では、というか私には馴染みがないのですが、ワインのことなら任せて!ということですよね?独学で取得されたのですか?

亨さん:
マスターソムリエは世界に今269人いて、現在最年少です。2002年に23歳で受かった方がいらっしゃるので、24歳で受かった僕は歴史上では二番目に若い合格者ということになります。
すべて独学です。15歳の時からバリスタとして働いていて、アルコールは20歳からです。ブルゴーニュワインを飲んだ時に感動したことが大きなきっかけになったと思います。

しゃけ:
まず、育ちがオーストラリアで、日本語の読み書きができるということが素晴らしいですが!

亨さん:
僕はシドニー生まれ育ちですが、家では日本語です。中学まで日本語学校に土曜日だけ通っていました。勉強より仕事しているほうが楽しかったので、高校にはほとんど通わずに卒業して・・・。
23歳の時にワーキングホリデーでイギリスに移住しました。そのときに、フランス、イタリア、スペイン、オーストリア、ドイツなど、ワインの産地を巡りました。

しゃけ:
今はシドニーのレストランでソムリエのお仕事をしているということですか?

亨さん:
はい。今コロナの影響でオーストラリアのレストランはすべて閉店しているので、僕もレストランの契約(CoogeeにあるMimi’s レストラン)は一時的に切られていて、週1で働いていたカフェで何とかシフトを増やしてもらっているという状態です。レストラン業界の失業者は計り知れないです。

しゃけ:
すべて閉店!カフェは開いているのですね。オーストラリアはカフェ文化で有名ですよね。

亨さん:
コーヒーの表現もワインの表現と似ている部分があります。北欧のコーヒーももちろん美味しいと思いますが、自分が育った味はオーストラリアなので一番好きです。日本のコーヒーとはいろいろなことが違いすぎてこれは元々の文化の違いではないかと。日本には2年に一度は行くようにしています。

しゃけ:
レストランからヘッドハンティングされて働くという感じでしょうか?

亨さん:
今まで6軒ほどのお店で働いていますが、働く場所は必ず自分で決めるようにしています。決め手はいろいろありますが、一緒に働く「人」が一番大事だと考えています。店のコンセプトやワインリストなどももちろん大切ですけど。
今のお店は650種類のワインを置いていますが、ロンドンの時は6500種類でした。それくらいあると選びやすいんですけどねー笑
沢山のワインを扱えることがソムリエの仕事の一番の魅力です。リストに載せるワインを選んだりしますが基本的にはウエイターと似たような仕事で、アルコールに特化したウエイターと考えていただければそんな感じですので。働きながらワインの勉強ができます。

しゃけ:
沢山のワインからお客様の希望するワインを選ぶお仕事なのですね。(今理解したしゃけ)
亨さんのお好きなワインは?今はまっていることなどを教えてください。

亨さん:
僕の一番好きな作り手はドメーヌドーヴネというブルゴーニュの生産者ですが、飲める機会があまりないですね。今はまっているのはワインは熟成したもの、コーヒーと、そして革靴です。笑

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