世界のとまこドローンになる!著書「離婚して、インド」映画化準備中!ドローンアーティスト、旅作家、とまこさん

とまこ(Tomako)
旅作家 ドローンアーティスト 奄美観光大使・観音寺PR助手
埼玉県出身 横浜を基点に、香川や奄美、沖縄など各地へ

5歳 止まらない新幹線に乗ってカムチャッカ半島に着く夢を見る
中学時代 バレー部
高校時代 チアリーダークラブを作る
大学時代 バックパッカーになる
「楼蘭」(椎名誠)に衝撃を受け、本を書こうと決める
秘境ツアーコンダクターとして就職 イラストエッセイを書く
一冊目「気がつけば南米」(出版社アスペクト)を出版
「離婚して、インド」(雷鳥社・単行本、幻冬舎・文庫)
「世界の国で美しくなる!」など、12冊を出版
2017年 ドローンに出会う
写真 お酒シリーズ「Dreamy Pilot」のラベル 企業のカレンダー
動画 テレビで採用
「離婚して、インド」映画化準備中
Instagram YouTube HomePage DreamyPilot

しゃけ:
YouTube動画拝見させていただきました。鳥肌が止まらないです。ドローンからの絶景とワンピースのとまこさん、素晴らしいです!!クラハ文化祭のメインモデレーターも素晴らしかったです。奇想天外なコメントが楽しくて。幼少期から奇想天外なお子様でしたか?

とまこさん:
ありがとうございます。そうですね。破天荒というか、小さな頃から目立っていたかもしれないです。小5の時に忘れられない夢を見ました。それは、止まらない新幹線に乗ってしまって、どんどん森に入りカムチャッカ半島に着く!というもの。そしてパッと目が覚めた時に、「わたしは旅に出る!」と決心した覚えがあります。
勉強は得意な方でした。運動は走ったり跳んだりは得意でした。でも、球技はだめでしたね。球技が苦手なのになぜか中学時代はバレー部で、ずっとレギュラーになれないセッターをしていました。

しゃけ:
高校でもバレー部でしたか?

とまこさん:
いいえ、地元の女子高校に通っていたんですけどチアリーディングクラブを作りました。その時の彼氏が隣の男子高校のサッカー部で授業中でも応援にいきたかったんですよ。それで作っちゃいました。
埼玉県の進学校なんですけど、伝統的に男女で対になる高校というのがあったんです。なんとなく仲がいいというか。他校なんだけど、男子校だからチアリーディング部はないから、隣の女子校が応援してもいいかなって(笑)
本を出版した時に母校に献本に行ったんです、そのクラブが最大の部活に発展していたので嬉しかったです。

しゃけ:
わーー。やはり破天荒だわ(笑)

とまこさん:
人生の大切な選択では常に「男」が絡んでいます!その彼には今ではとても感謝しているのですが、人生で大切なことを教わりました。「幸せは勉強ができることじゃない」ということです。それまでは勉強ができることは正義だと思っていたんですよ。
高三の夏、大学受験に向けて勉強しよう!と気合を入れた時、8月でサッカー部が終わった彼に振られたんです。「俺はこれから一年遊ぶから」って。彼の行っていた高校では一浪して有名大学にチャレンジするというのもよくあることだったんです。

衝撃がすごくて、勉強どころではなくなってしまいました。母親に、「失恋して勉強できない」と言ったら「それでいいのよ、あなは受験生の前に人間なんだから」と言ってくれたんです! いいこと言いますね(笑)。まぁそれで本当に受験をやめるとは思っていなかったでしょうけど(笑)。その年は結局受験自体をせず、母とダンスに通ったりして楽しく過ごし、卒業してから受験生をしましたよ。

ところで彼は進学校ではない高校に新しい彼女を作って遊んでたんです。言ってしまえば勉強はその子より自分の方ができるけど、今幸せなのは彼女だと言う真実に気づいた時の驚きったら!それまで、勉強ができることは正義だと思っていたけど、勉強ができることと幸せであることは、そのままイコールなわけではないと突きつけられたんです。すごくいい発見でした。

しゃけ:
おおー。大学生活はいかがでしたか?

とまこさん:
めちゃめちゃ楽しかったです。小5で見た夢のとおり、バックパッカーをしていましたが、そんな折、椎名誠さんの「楼蘭」という本に衝撃を受けました。文字だけで人の心を完璧に遠い異国に旅立たせる魅力ったら! わたしも本を書こうと決めました。
親友や彼氏と東南アジアを中心にいろんな国に行ってはエッセイとイラストを描くという毎日が始まりました。

しゃけ:
うんうん。そのあとは就職活動ですか?

とまこさん:
活動というほど活動はしていないです。高校の進路室で「ツアーコンダクター」という文字を見て、はい!私はツアーコンダクターになります!と思い、最初に受けた会社(海外秘境ツアーの旅行会社)に受かりました。でも、これでいいんだろうか?本当にやりたいことはなんだろう、と明大前のスターバックスで考えていたんです。よく考えたら「あ、ミステリーハンターだ!」と気が付きました。本当になりたかったのはTBSの「世界ふしぎ発見」という番組のレポーター、ミステリーハンターだったんです。そこで、テレビ局に問い合わせをしたり(忍び込んだり)、レポーターの方に手紙を出したり、できる限りのことはしたんですが、「そういう就職はありません」との答えが返ってきました。

そのころカンボジアのアンコールワットの朝日を見て旅に浸っていたんです。そこへ団体の日本人のおじさんたちが大人数で「わーきれいだなあー」と一斉に言っているんですね。なんかいやだな、と。自分はバックパッカーでバイト代をためて、悪路を通ってやっとたどり着いたアンコールワットだったので、自分の理想のロマンチックな旅とは異質に見えたんでしょうね。今となっては未熟すぎる発想ですが。ともかく、こういうツアーのツアコンに私はなるのか?とちょっとい嫌な気分になったんですよ。で、「ツアコンやめよう!」と一瞬で決めました。

でも次に行ったバンコクで、ヨレヨレしたもじゃもじゃの日本人の方を見ました。「こんなオレサマ世界最強」みたいな。それも違う!と思ったんですね。

しゃけ:
どっちもダメなの?!(笑)

とまこさん:
ううん、どっちもいいんです。そのもじゃもじゃくんにはとっても感謝しているんです!おかげで、日本で楽しんでいようが嫌がっていようが、がんばって仕事する方々がすっごくかっこよく思えて。旅なんてパスポート持って飛行機乗ればそれだけでもう旅なんですよ。誰だってできちゃう。わたしも、誰だってできることで酔いしれてるひとりで、そんなのかっこ悪いと思ったのははじめてのことでした。

いや、旅は永遠に大好きだし、めちゃくちゃ有意義だし、もじゃもじゃくんにも世界観があって、それでいいんです。大切なのは、わたしが見ようとしなかったサラリーマンの世界にも敬意をもてたことです。

そうそう、わたしはおしゃれパッカー部長って名乗って旅してたんです。旅では毎回、「万博するぞ!」という思いなんです。秘境に行くから、現地の人にとっては人生で最初に見る日本人が私かもしれない。で、あるならば、日本って素晴らしい、日本人ってかっこいいということを広めにいくんだ、という気持ちです。

自分の行動次第で、日本の印象が変わってしまう。だからどんな人にも親切丁寧に。そして楽しく。全力で日本を紹介しつつ、現地で買ったものをミックスしてもっとおしゃれにかっこよく!を目指しています。

しゃけ:
なるほど!深い!英語はばっちりなんですか?

とまこさん:
英語?英文科卒業ですが、何か?(笑)英語はほとんどしゃべれません!!コミュニケーションは表情が8割です。英語が苦手でも旅できるということを皆さんにお伝えしたいです。

ツアーコンダクターについても似たようなもの。ツアーでは高いお金を払って旅に行って何を持って帰りたいのか、それは「楽しい思い出」なんですよ。ツアコンの私は盛り上げ役です(笑)。もちろん、英語ができた方が便利なことは多いでしょうけど、肝は楽しい思い出だと思ってます。あと、皆さんが無事に寝静まった後、イラスト入りのエッセイのようなものを書きまくって翌朝プレゼントしていました。私のツアーはめっちゃ楽しいですよ。

しゃけ:
楽しそう!いいですね。でも、秘境ツアーコンダクター時代は長くはないんですよね?

とまこさん:
1年勤めた時に、出社する電車の中で野田知佑さんの本「南へ」を読んだんです。7ページまで読んで、「あ、南へ行こう!」と思いました。電車を降り、出社して、「やめます」と(笑)。

秘境ツアーコンダクターの仕事はだいぶ楽しんでやっていたので、「え、なんで?!」「イラストを描きたいんです」「じゃあ、ここでイラスト描いたらいいじゃない」。そんな流れから、「一人お絵かき部」と名乗ってパンフレットなどに使ってもらおうと勝手にイラストを描いていた時期がありましたね。意気揚々とお絵かきしかしていないので、営業成績はダントツのビリ。そのとき社内に出版部ができるタイミングで、わたしも参画することになっていたのですが、成績がひどすぎて外されました。そりゃそうですね(笑)。それでくやしくて本気で営業したら150人中2位になりました。

しゃけ:
そして希望の部署に配属されたのですか?

とまこさん:
それが、会社をやめるんですよ(笑)。100万円貯まったら旅に出ようと決めて入社したのですが、営業で2位になったところで100万円達成!さらにはちょうどアフガニスタンにいた彼が帰国したので、一緒に南米に行くことになって、ついでに?成田空港に行く途中で入籍しました。この話は「気が付けば南米」という著書にも書いてまーす。

しゃけ:
なるほど!若いっていいなー。

とまこさん:
「気がつけば南米」この1冊目を世に出すために、めちゃくちゃがんばりました。イラストエッセイのサンプルを80ページ作って50社くらい売り込みましたよ。初めは、「あなた素人でしょう?」「旅行の本は一番売れないんですよ」「南米?日本人が一番行かない場所」と原稿を見てももらえないんです。南米がダメなら別の場所に行こうって選んだ場所はメキシコ。ほぼ南米なんだけど(笑)。そのメキシコにいるときに、南米の本をやってみようと編集さんから連絡を頂いたことをきっかけに、1冊目が実現することになっていくんですよ。

紆余曲折ありまして、テレビやラジオに出たりするようになって、7冊目の本に取りかかっていた時です。澁谷のバーで夫が言いました。

「そろそろ離婚する?」

がーーん。

しゃけ:
うんうん。「離婚してインド」読ませていただきました。素晴らしい本でした。自分のやりたいこと、夢、と家族の夢。複雑だしセンシティブだし。何が正しいとかはないと思います。

とまこさん:
そうですね。この本を書き上げる前の自分はなんでも白黒はっきりさせることでしか考えていませんでした。白か黒か、良いか悪いか、がんばることは正しいこと、楽しいこと、えらいこと。自分の夢のためには悲しんだり怒っている時間はない。完全に悲しみと怒りを消去してのスーパーポジティブ状態だったんですね。一人でやる仕事はそれでよかったかもしれないけど、プライベートでは相手がいました。相手の悲しみを理解することができなかったんだと思います。
インドに一人旅をして、たくさんの人との出会いと別れを経験して、夫が離婚届を出して、だれも待っていない日本に帰ってきて、苗字が戻って、本を書いて。
グレーでもいい。悲しみと怒りもあってもいい。未来ばかり見ていたけど、今を大切にすれば、未来どころか過去すら変えられると知るんです。だから過去を捨てる必要もない。失うことを怖がらなくていい。というところにたどり着きました。

しゃけ:
泣けます。「離婚してインド」を映画化したいというのが、今のとまこさんの夢ですか?

とまこさん:
彼がきっかけというのもあるのですが、5年前からドローンを操るようになりました。このドローンをインドに持っていって撮影したいと思っています。映画化できたら嬉しいです。頭の中ではかなり出来上がってきているんですけどね。

しゃけ:
ドローンについて詳しく教えていただきたいのですが、ちょっと長くなってきましたので、また次回でよろしいでしょうか?クラブハウス内で行われた音声のインタビューはこちらから聞くことができます。

とまこさん:
はい。続きは次のページでよろしくお願いします。




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