6月3日 アポロシアターで、アマチュアナイト(チャイルドスタートゥモロー)に出場した 前田晴翔君(まえだはるとくん10才TMH Dance LLC 所属 )が 激しい接戦の末 見事 決勝進出に決まった‼︎ 決勝は11月25日。
(以下 敬称 Haruto とする)
アポロシアターは、世界中のアーティストを生み出している事で知られる大舞台。ショーが始まる前から、会場は熱気に満ち溢れ、DJによる歌や、ダンスパフォーマンスで客席も一気にテンションが上がって来る。
爆音 歓声 が 充満する箱の中、いよいよショーが始まった!
チャイルドスタートゥモロー部門は、準決勝で3人がエントリーしている。Haruto は 二番目。
待時間、楽屋では1人だったという。
グレーのタキシードと、お揃いのグレーの帽子 で、颯爽と登場。
Justin Timberlake “Like I Love You” の曲から、ダンスが始まる。同時に会場からは、これまで私が経験したことのない程のどよめきと歓声が起こり、自分もHarutoのパフォーマンスに釘付けとなっていた。舞台を大きく周りながら、指先の動きが際立った。「ヘイ!みんな 楽しんでっ!」ってHarutoの気持ちが、客席に向けて伝わってくるかのよう。からだの細部まで、感じとれる演技と小さいはずなのに、大きな存在感。
Boyz II Men “Motown Philly”そして Jimmy Castor Bunch “It’s Just Begun”の曲の流れの中で、ヒップホップ、ロボットダンス、ブレイクダンスとパフォーマンスは続き、有名なエビケンゾンビも組み込まれていた。
(※エビケン:蛯名健一 2013年アメリカズ・ゴット・タレントで優勝した日本人ダンス・パフォーマー)
凄い!!
音楽も聞こえなくなるくらいの、歓声の中、Harutoのパフォーマンスは終わった。
勝者は客席の歓声の大きさで決まる。初回はHarutoとNJから来た女の子(歌)が同じ100点。2人の再選で89点 対88点の大接戦で、Haruto が 決勝に決まった。
〜パフォーマンスを終えて〜
Haruto、10才とは思えないプロとしての存在感があった。
たてまる 「決勝進出おめでとうござ います!」
Haruto 「ありがとうございます」
たてまる 「今の気持ちは?」
Haruto 「もう、ダメかと思ったから、良かった。」
たてまる「決勝に向けて思うことはありますか?」
Haruto「もっともっと、練習して、次はパワームーブ(ブレイクダンス)もできるようになりたい。」
〜Haruto を 支える力強い存在〜
Harutoにダンスを指導するNobuya Nagahama 先生
今回の振付 構成も担当。後半は、Harutoと熱く激しいディスカッションもあり出来上がったと語る。また、決勝に向けて新たなストーリーを考えている。「Harutoの魅力は甘いマスクとダンスの実力のギャップです!」
Harutoを発掘したともいえる、平川 美代子先生(TMH Dance LLC 代表) 「Harutoは5才からうちに来ました。彼は幼稚園のお遊戯会は一切しない子でした。かっこいい事が大好きだから(笑)。勘が強いと言うか、観る目があるんです。プロ意識があります。いや、プロなんです。インタビューで、ダメかもしれないなんて言うの珍しいですが、それだけ冷静に感じとったのかもしれませんね。
これに挑戦するきっかけは、蛯名健一さんのパフォーマンスショーをみてからです。感動したようでした。Harutoがエビケンゾンビができるようになったのをみて、これはイケる!と思って、Nobuya 先生達と共に今回のHarutoプロデュースが始まったんです」とHarutoの話題はつきない。
両親は、ただただHarutoの黒子に徹しているという。こうした周囲からの温かい応援が、Harutoの際立った存在感に繋がっているのだろう。
Haruto 決勝は11月25日、アポロにて。
今回でステージにも慣れ、さらに自信がついたであろうHarutoの
パフォーマンスは、決勝にて再び会場をどよめきの嵐にする事だろう。
日本人最年少のアポロ優勝者が誕生する日が、とても楽しみである。
<敬称略 取材・撮影 たてまる>