日本でホストファミリーとして外国人留学生を預かる

日本でホストファミリー(家族の一員として海外の子を預かる)になった経験談を、やえこさんに伺いました。
しゃけ:
小さなお子様が3人もいるのに、ホストファミリーになるなんて、大変だったのではないですか?
やえこさん:
子どもが小さくて大変だったというよりは、日本の生活自体に慣れてなくて大変でした。駐在先のアメリカから帰国したのが3月の終わり、その年の6月なので、うちの日本での生活とほぼ時を同じくして、ホストファミリーになったわけです。
最初の受け入れは、長男が小3、下の双子(女)が小1の時に、カナダからの18歳の男の子を受け入れました。彼は日本の新年度(4月)に合わせて来日していて、うちに来たのは、6月。(それまでの数ヶ月は他のお宅にステイしていました)
しゃけ:
私とやえこさんはロサンゼルスで駐在員妻同士だったんですよね。ロサンゼルスには何年いたんでしたっけ?
やえこさん:
長男が、4歳2ヶ月で行って、8歳9ヶ月くらいのときに帰ってきたから5年弱です。
長男はこのときにできたお友達の家に一人でロングステイさせもらっています。
しゃけ:
長男くんは小学3年生くらいで、一人で飛行機に乗ってロサンゼルスに行っていたよね?
やえこさん:
初一人旅は小3の夏休み、9歳かな。小学生だとアテンダントが搭乗から引渡しまでつきあってくれるので安心ですよ。JALは無料でサービスになっています。ただ、もとの料金が高いのですが。。
海外の航空会社は有料で、シンガポールだったかな?1社だけ無料でした。
飛行機内は一人(スチュワーデスには伝わっている)だけど平気みたいでした。現地に着いたら、向こうのアテンダントが、迎えの大人に引き渡すまでは一緒にいてくれます。
しゃけ:
今、お子様たちの英語力はいかがですか?
やえこさん:
長男(中2)は、単語力は落ちていると思うけど、そこそこの英語力があります。6年の時に英検準1級取得、TOEICも840点くらいとってました。日常会話は全然問題なしだけど、いわゆる日本の英文法はどちらかというと苦手。すべて感覚なので、
中学レベルでも不定詞が使われた文や現在完了形の和訳とかは超苦手!
下の二人(小6)のうち1人は、まあまあかな。頑張って英検2級までとりました。でも、なかなか話す機会というのがないので、
たぶん英語で話しかけられても、ペラペラ英語が出てくるということはないと思います。
ポツンポツン程度かな。。でも、二人とも発音はOK。もう1人も簡単な文なら読めて、幸いなことに発音は残っています。
子どもたちが小さいうちにホストをしたのは、せっかく英語を覚えて帰国したので、日本に帰ってからネイティブと話す機会を持たせてあげたいという気持ちが大きかったんです。帰国した年と翌年と2年間(2年目は違う留学生)ホストファミリーになりました。
一人目の男の子は私が知っているアメリカ人とは程遠く、とっても内気な性格の子でした。
二人目も男の子で16歳カナダ人。二人とも偶然にも名前が同じで、Alex!なので・・・
2回目のときのAlexくんはおばあさんが日本人だと言っていました。彼もどちらかといえばおとなしいタイプ。
一人っ子で、両親の教育熱心さがところどころに感じられる優等生でした。ゲーム好きからだと思うんだけど、
「”任天堂のゲームソフトの開発をしたい”という夢があって日本に来た。」と言っていました。
彼はよく子ども達と遊んでくれ、英語もみてくれました。長男はこの時小4だったのですが、よく彼の部屋に入り浸っていました。
ちょっと歳が離れた兄弟!?感覚だったかも。。
でも、学校では部活にも所属しなかったから、積極的にお友達を作ろうという様子は見られなかったかな。
しゃけ:
どうやってカナダの男の子と知り合ったのですか?
やえこさん:
うちの近くにカナダの高校と姉妹校になって交換留学をしている私立高校があるんです。
前述したように下心があって留学生のホストをしたいと考えていたので、その高校に問い合わせました。
ラッキーなことにその高校関係者に知りあいがいたので、その人を通し話を進めました。
ちょうどホストファミリーを探していたところで、トントン拍子というか、こっちもあまり準備期間がないまま、うちの家族の一員になりました。
しゃけ:
家族の一員として受け入れるということは無料で?
やえこさん:
そうです。夏休みやお正月に我が家が出かけるときには一緒に行くので、こういう時によるレジャー地(スキーなど)の費用は私が出します。負担がかかるといえばかかりますが、うちの場合は極々数回なので、まあ許容範囲内でした。
ただ、気を使って、あっちにもこっちにも連れて行くとかなりの額になるので、そこらへんは、加減が難しいかもしれません。
日常生活の中で、日本に触れていくのがいちばんいいと思います。
本人が色々なことに興味を持って、ここに行ってみたい って気持ちになれば、こっちも動きようもあるのですが、そうでないと空まわりしてしまうこともあると思います。
高校生だから、もっと自分で積極的に行動する(友達と出掛けるとか街に行ってみるとか)のかなと私は思い込んでいたので、
休みの日にずっと家でダラダラしているのが気にさわることもありました。
長男のサッカーの試合が毎週末のように入っていたので、それに連れて行ったりもしたのですが、基本的に運動が嫌いな子だったので、連れて行ってもつまらなさそうで。サッカーには1,2回連れて行っただけでした。
学校の部活に入るように勧めたのですが、これも入らず。。こういう面では、一緒に行動できる同じくらいの歳の子いたほうがよかったかなあ、と思います。 
しゃけ:
1年間も毎日一緒に生活するんですもんね。
やえこさん:
はじめはお互いストレスを感じることもあると思います。
知り合いでホストをした方は、最初に決めた細かい生活上のルール(濡れたタオルを床におきっぱなしにしないとか)を注意したくても
上手く伝えられないということが積み重なり、ストレスになったそうです。
この家庭の場合は、留学生の方もなかなか自分の言いたい事が伝わらなく困ったようですが。。
彼は途中で自分から学校に希望して別のホストファミリーを選びました。しばらくたってうちに遊びに来た時、「あの時はまだ自分の日本語が未熟だったから大変だったけど、今ならあそこの家でも上手く出来ると思う。」と言っていましたけどね。
次のお宅では娘さんが留学経験者で英語が話せたので、細かい意思の疎通ができたのか、日本の生活に慣れたのか、彼の日本語はかなり上達していました。
しゃけ:
ホストファミリーになるためにはある程度の英語力は必要でしょうか?条件や契約書などはあるのですか?
やえこさん:
高校に簡単な家族紹介のようなものは提出しましたが、特に契約書といったものはなかったように思います。留学生のプロフィール(家族紹介含む)もいただきました。
条件は特になかったです。 1部屋提供するのも当たり前ではなく、その家の子どもとシェアでも別に構わないようです。
英語が話せる人がいない方が、留学生のためになるのではないかなあ。
心が広ければ問題ないと思います。

わたしは帰国後、小学校英語指導者資格(J-Shine)をとり、今は週3回子ども英会話教室の講師をしているのですが、大した英語力はありません。(長男のほうがはるかに上!)
うちの場合は、言葉の問題は特になく、又、我が家がマイペースを通し続けたので、こっちにストレスがたまることはあまりありませんでした。子供同士が自然に、楽しく過ごしたいからお互いの言葉を理解したい!と一生懸命になれるというのが理想ですね。
今度ホストファミリーをするとしたら、下の子たちが高校生の時期に同じ高校に通っている子がいいかな。
日本の中学生って土日も含め毎日部活、塾などで、アメリカの中高生には信じられないくらいぎゅうぎゅう詰めの毎日なんです。高校生くらいなら少しは余裕が出てくるかも。留学生に同じ年代の子ともっと関わってもらい、日本の高校生活や生活習慣、文化などに触れることの助けになり、それが自分の子どもたちにも楽しい思い出になれば最高だと思います。
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