YouTube「Tokyo Voice TV」でKISSなど有名人の出演や東京国際映画祭レッドカーペットの取材。「TED×WasedaU」スピーカー。エンターテインメント総合プロデューサーの仲田 光雄(なかた みつお)カミーユさん

仲田 光雄 Mitsuo Kamille Nakata(カミーユ) http://lit.link/kamillenakata
福岡県出身 横浜市在住
YouTube「Tokyo Voice TV」CEO
ニカラグア共和国 親善大使
北斎プロジェクト協会 代表理事
メディアミックス、ファッションショーやイベントの企画運営・プロデュース

ハワイのマウイ島・オアフ島へ長期滞在後マガジンハウス等でフリーライターとして参加
1995年 異文化交流エンターティンメント雑誌「NOVA STATION」創刊・編集長
イギリスのロックバンド パワー・ステーション(The Power Station)(ロバート・パーマ、アンディー・テーラー、トニー・トンプソン)の独占取材
書籍プロデュース、ディレクション、編集
コンピレーションアルバム「Emotional Collage」企画・プロデュース(東芝EMI)
メグ・ライアン、クリスティーナ・アギレラ、MCハマー、フィリップ・ベイリー、シーナ・イーストン、ギルバート・オサリバン、ジュリアン・レノン、カイル・イーストウッド、キャンディ・ダルファー、マキシ・プリースト、ロバート・パーマ、アンディ・テイラー、トニー・トンプソン、ヒュー・ジャックマン、喜多郎、など1000名近くの著名人をインタビュー
ディズニー本社からの招待で、フロリダのディズニーワールドを視察
イスラエル、マレーシア、イタリアなどの政府観光局から招聘
2017年 イタリア ミラノの展示会「HOMI」招待
2018年 イギリス大英博物館「北斎展」レセプション招待
2019年 アフリカ開発会議「TICAD7」Kimonoモデルコーディネート
2019年 ラグビーワールドカップ2019 オープニングセレモニーKimonoモデルコーディネート
YouTube「Tokyo Voice TV」 ロックアーティストのKISSやプロレスラーの蝶野正洋、大仁田厚など著名人の出演や、東京国際映画祭レッドカーペットをメディアとして取材
「TED×WasedaU」スピーカーとして登壇
北斎プロジェクト協会を立ち上げ代表理事に就任
映画『在りのままで咲け』『在りのままで進め』制作にアドバイザーとして参加
クラブハウスの中から5名の公式アンバサダーを選ぶ→合計6名が映画に出演!
2023年劇場公開予定

しゃけ:
1000名近くの芸能人、著名人にインタビューしているカミーユさんにインタビュー!
カミーユさんのお仕事内容は複雑なので幼少期から伺いたいのですがよろしいでしょうか?

カミーユさん:
幼少期から?(笑)福岡県育ちのおとなしい子でしたよ。親族一同真面目というか、「公務員と銀行員以外は仕事じゃない」みたいなことを言う親だったから、外で遊ぶよりも家で本を読むことが大好きでした。

「シャーロックホームズ」から読み始めて司馬遼太郎、北杜夫、遠藤周作。また、ルース・ベネディクトの「菊と刀」に夢中になりました。 そこで初めて外から見た日本人と日本文化を知ることになります。 音楽も好きでしたね。

中学のころにギターを始めて、友達とバンドを組んだりもしました。

しゃけ:
そのころから音楽と活字に目覚めていたのですね。大学進学で東京へ行ったのですか?

カミーユさん:
はい。
大学では経済学を専攻したのですが3年の時には卒業できる単位をほとんど取ってしまっていたので、アルバイトとしてテレビ局に入りました。AD(アシスタントディレクター)としてドラマや音楽番組に関わったりとハードな日々でしたが面白かったです。

バブル期の前でしたが、なにもかもが派手な時代でしたね。そのころの愛車が真っ赤なフェアレディZで大学に通っていたと言えば想像していただけるでしょうか?

しゃけ:
スポーツカーに乗った大学生?!イケイケ(死語?)ですね(笑)

カミーユさん:
フリーライターとかテレビ業界は公務員の親から見れば道を踏み外したくらいの衝撃なので、ほぼ勘当されましたよ(笑)でも楽しいことしたいじゃないですか、若いし。 また、東京で起業し、稼いだお金でハワイのマウイ島やオアフ島に長期滞在して、ルポを書いたり写真を撮ったりしながらほぼ毎日遊んでいました。

実は電波業界にいくか、紙媒体にいくかで悩んでいたので、試しにテレビ業界でバイトをしました。その裏側を体験してしまったので(笑)テレビ業界で働くことへの憧れがなくなったというのはありましたね。みんなほとんど寝ずに働いているんですよ。局に泊まり込んでも真夜中に呼び出されるし。体育会系というのかな、体力勝負だな、と感じました。

もう一つ憧れていた世界は雑誌の世界だったので、出版界はどうなんだろうと、一か八か雑誌業界でトップのマガジンハウスの「ブルータス」編集部に電話をしてみました。 すると、運よく編集長に電話を繋いでもらうことができて、「ハワイの滞在ルポと(当時珍しかった)ホエールウォッチングの写真を撮っています」という話に興味を持ってもらうことができて、「一度お会いしましょう」ということでマガジンハウスで編集長にお会いしました。「ブルータス」にはまだ若いと言われましたが、「平凡パンチ」と「ポパイ」を紹介してもらいフリーライターとして参加することになりました。

しゃけ:
昭和のトレンディーブームを作っていたのはカミーユさんだったのですね!?

カミーユさん:
あはは、一部だけですが。フリーライターでも自由にやらせてもらえたので楽しかったですよ。自分の考えた企画が雑誌で形になるのは嬉しかったです。タクシー券や食事券をもらいながら(笑) 他の雑誌の仕事でもたくさんの芸能人とお会いすることができました。 経済誌でも書いていて、「全国注目企業レポート」という私が立ち上げたコーナーで、企業の社長に直接お会いして取材するという企画です。

例えばまだ売り上げ規模が30億円程度だった大創産業の社長にお会いするために広島に飛んだり、沖縄、北海道まで足を伸ばしたりと全国を飛び回っていました。 その流れで大阪に本社のあるNOVAの社長にお会いしました。

取材が終わった後、「東京で社長室直轄の出版局を立ち上げるので来ないか?」とオファーをいただき、面白そうだなと上場する前のNOVAに就職しました。NOVAは駅前留学で有名な英会話スクールの会社です。 出版局では「NOVA STATION」という異文化交流エンターティンメント雑誌が創刊予定で、音楽・映画・旅行(海外情報)を中心とした雑誌だったので、多くの海外の著名なアーティストをインタビューし、誌面に掲載しました。

実はその雑誌の多くの部分は、私のネットワークを中心に作ったんです。 音楽業界や映画業界に多くの知人がいたので、優先的にインタビューや情報をまわしてもらったり、また、経済誌で知り合った社長には全国のショップに書籍を置いてもらったりなど、人にも恵まれていました!

しゃけ:
すごい展開!英語でインタビューするのですか?

カミーユさん:
いいえ、日本語です。通訳してもらいます。実はエンターテインメント関係の通訳は数が少なく、しかもロックやパンク、R&Bやレゲエなどは方言や特殊な言い回しが多いので、エンタメ専用の通訳じゃないと難しいので。 映画関係では『 ユー・ガット・メール 』のプロモーションで来日していたメグ・ライアンや『マトリックス』のキアヌ・リーブス。 音楽関係ではMCハマーやシーナ・イーストンにマキシ・プリーストなど。伝説のロックバンド、パワーステーションのメンバー、ロバート・パーマ、デュラン・デュランのアンディー・テーラー、シックのトニー・トンプソンは、紙媒体で「NOVA STATION」一誌だけ独占取材をさせていただきました。それは少し自慢です(笑)

私のインタビューはアーティストにとても評判が良くて、手紙やメールをもらうことも多く、また日本で売り出したいと思っている有名なアーティストからも連絡がくるようになってきました。日本でマネジメントをしてほしいとかもね。そのような状況をレコード会社が知っていたので、「今まで取材したアーティストを集めてCDアルバムをプロデュースしませんか?」との話がきて、コンピレーションアルバム「Emotional Collage」(東芝EMI)をプロデュースすることになりました。

昔からビートルズが大好きだったので、ビートルズと同じレコード会社からアルバムを出せる!!と即答でOKしました。これが私の最初のメジャーデビュー作です(笑)

また、当時まだ新人だったクリスティーナ・アギレラをプロモーターに紹介してもらい、直に目の前で歌を聴いた時には彼女の歌声に稲妻が走るような衝撃を受け、すぐにレコード会社に連絡を取ってインタビューさせてもらったんです。そうしたら取材中にアメリカから電話がかかってきて、マネージャーが「アギレラの曲がビルボードで1位になった!」と。嬉しかったですね。日本で最初に彼女を大きく取り上げた記事を書いたのは私じゃないかな。初々しい新人時代のクリスティーナはいまだに覚えています。

しゃけ:
さすがです!世界のエンタメ最前線の取材や経験をされていたのですね。

カミーユさん:
面白いことや楽しいことを探して追求していたら自然とそういう流れになっていったんですよ。

でも・・・NOVAはある日突然倒産しました。いつもと同じように出勤しようとしていた朝、6時のテレビニュースで「倒産」を知ったんですよ。

しゃけ:
えー-!!

カミーユさん:
それで独立。これからはマスメディアよりも個人がメディアを作る時代だなと感じていたし、今までの人脈があればなんでもできるんじゃないかと。会社という縛りが無くなり、より自由に活動できるようになりました。 独立して、エンジニアサイトの立ち上げにも加わったんですが、企画会議のみなさんの企画内容が画一的で面白くない(笑) そこである方から航空自衛隊の広報を紹介してもらい、フライトエンジニア紹介というテーマで「C1輸送機搭乗ルポ」という記事を発表したのですが、なんと3年間アクセス数は1位でした! ただ、F-15戦闘機に乗れなかったのは残念でしたが(笑)

YouTube番組「Tokyo Voice TV」を立ち上げたのもこのころです。 YouTubeスタジオで私の番組をプレゼンしたんですが、それを観たGoogleから、「はじめしゃちょーに殺陣(たて)を教えて欲しい」と依頼があり、そのシーンの一部はCMでも使われました。

また、ロックバンドKISSなどの有名人が多く出演する番組を作っているうちに「TED×WasedaU」にスピーカーとして登壇しませんか?とのお話をいただきました。 「NOVA STATION」の編集長時代は、ディズニー本社からフロリダのディズニーワールドへの招待がきたので視察に行ったり、イスラエル、マレーシア、イタリアなどの政府観光局から招聘されました。

この頃は「世界の素晴らしい文化や芸術を日本に紹介する」というコンセプトでしたが、海外で日本文化が思いのほか人気があるのを直に見てきたので、「これからは日本が世界に誇れる文化を紹介していこう!」と北斎プロジェクト協会も立ち上げました。 立ち上げてすぐにイタリアのミラノの展示会から招待、イギリス大英博物館の「北斎展」レセプションにも招待されましたが、その後残念なことにコロナ禍に。 そしてクラブハウスとの出会いですね(笑)しゃけさんともクラブハウスで繋がりましたね。

しゃけ:
カミーユさんは音楽部屋でお見かけしていたのですが、ずっと謎な人でした。今やっと謎が解けてきたような。でもニカラグア共和国親善大使・・・謎です!

カミーユさん:
あはは。クラブハウスはハワイの歌姫の音楽部屋ですね。私はモデレーターをやっていたので。 また、パーティーで出会ったニカラグア大使が日本のアニメやコスプレが大好きだと分かり、世界コスプレ大会と笹川財団の「海ゴミゼロ」のイベントに大使をゲストとして紹介したりしていたら、「カミーユさん、ニカラグアの親善大使にならないか?」って話がきて(笑) また、せっかくなので親善大使の就任式を船でやりましょうって提案しました。

しゃけ:
シングルマザー、ファーザーのお子様たちを200人乗りの海賊船に招待したイベントですね?

カミーユさん:
はい。 ひとり親の子どもたちや施設の子どもたちに特別な思い出を作ってもらいたくて企画しました。 親善大使就任式は中々見られないですからね。 また、船内では様々なイベントも企画しましたがすべて無料で行いました! 多くのボランティアのみなさんに協力してもらって実現した企画です。

みんながワクワクする場所を作るというのが僕の楽しみのひとつです。今アドヴァイザーとして関わらせてもらっている映画『在りのままで咲け』『在りのままで進め』のテーマもそうなんですが、日本では、「女性は結婚して子供ができたら自分の楽しみは後回し」という考え方がまだまだ強く残っていると思うんです。 結婚しても子供がいても歳をとってもわくわくできる社会にしたい。

今私が取り組んでいるテーマは「女性の活躍の場の創造と提供」です。「女性はいくつになっても輝ける」ということで、歳を重ねた大人の女性の魅力を世界に発信していきたいです。

今回映画のアンバサダーとして選ばせていただいた5名の女性は30代から60代の方たちです。業種も様々です。かっこよく輝く日本人女性たちにもっとスポットライトが当たるようにと思って活動しています。

しゃけ:
クラブハウスでカミーユさんに選ばれた5名の女性たちは映画に出演もされたのですよね?カミーユさんも映画に出ていますか?

カミーユさん:
私はエキストラでちょこっと。アンバサダーたちは映画のエンドクレジットに名前を入れていただけることになっているし、映画にもセリフ入りで出演しました。

しゃけ:
え!!クラブハウスから映画デビューですか?!すごい!ぜひアンバサダーのみなさんにもお話を伺いたいです。

カミーユさん:
みんな素敵な女性ばかりです。ぜひインタビューをよろしくお願いします。 また、私は12月にロシア大使館に招待されていまして、世界的に活躍している「トゥーランドット」の主役のテノール歌手たちによるオペラです。ロシア大使館で開催されるのは3年ぶりです。 ロシアは今色々ありますが、文化・芸術は政治とは別物と思っています。ロシアの芸術はとてもクオリティーが高く、またフランクな国民性なのでみんなに3年ぶりにお会いするのが楽しみです!

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