2019年12月23日 – ニューヨークを拠点に、パフォーミングアーツの支援活動を行う非営利団体「CATCH US PERFORMING ARTS (CUPA)」が去る9月で2年目を迎え、新年18日(土)にマンハッタンにあるスカンジナビアハウスで一周年記念となるファンドレイジングGALAコンサートを開催する。
2024年日台合作オペラ「鄭成功」に向けて米国で記す第一歩を踏み出す大日琳太郎は、CUPAの招聘を受け、同団体一周年記念GALAのプログラムとして、日台米親善コンサート「歌の架け橋となって」 を企画。2011年3月東日本大震災のとき、ともだち作戦を決行し、救いの手を差し伸べた米国、物心両面において最大級の支援を寄せてくれた台湾、この3か国を音楽で結ぶ新春特別コンサートに、台湾のMDピアニスト林品安、米国のソプラノ歌手キャロライン・ミラー、そして、日本のバリトン歌手、大山大輔が、震災から9年の節目にニューヨークに集結する。
演目は、ピアノ曲「台湾民謡による変奏曲」、 バリトンソロの「荒城の月」(滝廉太郎)、ソプラノソロは、「Caro Como(私のお 父さん)」(プッチーニ)、大日琳太郎作曲の返礼歌「これからも。ありがとう」など。
CUPAは2018年9月1日に501(C)(3)法人として発足、ライフアドバイザー 本木祐子 (ジャパンセンターNJ代表)、イベントプロデューサー 河野洋(Mar Creation, Inc.社長)、ダンススクール主宰、平川美代子(TMH Dance, LLC.代表)の3名が理事を務める。日本をキーワードに若手育成、アーティスト支援を目的とし、文化、芸術、エンターテイメントを通して、日米交流と、より良い社会を作りを目指す。活動内容は、ニューヨークを中心にパフォーマンスイベント、ワークショップ、レクチャー。今回のファンドレイジングの目的は、2020年にスタートする奨学金プログラムの導入の為で、選考は春にオーディション形式で行う予定。選ばれたアーティストは同年9月からの活動費用の補助を受ける。
[問い合わせ] 電話: (201) 377-8005 / Email: info@catchus.org
1993年生まれ。5歳からピアノを学び、10歳の時に公式デビュー。世界的な活躍を期待されている台湾の若手ピアニスト。2019年に中山医学大学を卒業し、病院に勤務をしながら‘医学士ピアニスト‘として活躍している。2012年ミュージカルスパースター国際コンクール第一位、2009年NTDTV国際中国ピアノコンクール第三位、2005年大阪国際音楽コンクール第三位、2003年カワイ台湾ピアノコンクール第一位など、複数のピアノコンクールで受賞。国立音楽ホールで国立台湾交響楽団と共演したほか、多くのソロリサイタルを行い、台湾各地や海外で演奏活動を行っている。また、兄であるリチャード・リンと長い間パートナーを組み、台湾、アメリカ、マカオ、香港、日本、など世界各地で共演している。2016年以降、日本からは毎年のように招かれ演奏活動を続けている。
1982年生まれ。鹿児島県出身。東京藝術大学首席卒業。同大学院修士課程オペラ科修了。バリトン。主な出演作は《セビリャの理髪師》フィガロ、《フィガロの結婚》フィガロ、伯爵等。主要な役を数多く演じる若手筆頭バリトンである。佐渡裕オペラ《メリー・ウィドウ》ダニロ役や、宮川彬良の新作オペラ《ブラックジャック》、井上道義・野田秀樹のコラボオペラ《フィガロの結婚》各タイトルロールでの出演等で特に注目を集めている。他にもナレーション、様々な演劇作品への出演や、劇団四季ミュージカル『オペラ座の怪人』では主役ファントム役で出演する等、オペラ以外の舞台活動でも好演を重ねている。洗足学園音楽大学ミュージカルコース講師。
現代オペラ、オペレッタ、映画を得意とする革新的な歌手。現在、トリード・オペラ・カンパニーのレジデントアーティストとして「Hansel and Gretel vs the Witch」(グレーテル役)、「Trial by Jury」(原告役)として出演。またアルバニー・レコードが制作した「Blossom Time」の録音にも参加している。オペラニュースは「ミラーは甘やかされたプリマドンナの自信たっぷりの無頓着ぶりを表現した」と書いて彼女のベルプラーナを絶賛した。ミラーは、映画を通して女性の話を語り、オペラを普及に力を入れるプレアデス・プロジェクトの共同設立者で、NYインディー演劇映画祭に公式選定された短編映画「Così」にも出演した。イーストマン音楽学校にて、ヴォーカルパフォーマンスの修士号とセントルイスのワシントン大学で学士号を取得している。
1960年仙台市生まれ。東北大学卒。俳優にして劇作家、演出家、そして作曲家でもある。能や狂言、義太夫も学びながら多くの舞台作品を創作している。2011年の東日本大震災を機に故郷宮城県に「ふるさとの物語制作委員会」を設立、郷土に材を採った作品や世界平和を祈念する作品を毎年上演。朗読や一人芝居も得意としており、古典の作品において聞かせる日本語の美しさは高い評価を得ている。その他、英語狂言、中国語狂言を普及するなど、海外との文化交流にも積極的に取り組んでいる。
[役員] 代表理事:本木祐子、副代表理事:河野洋、理事:平川美代子
YouTube: CatchUs.PerformingArts@gmail.com