斎藤工監督がblank13上映のためNYへ

俳優として有名な斎藤工監督のblank13が7月にジャパン・ソサエティーで上映された。作品上映の後に、日本からやってきた監督自らがステージに上がり舞台挨拶と質疑応答をした。同作品を制作した時には、ニューヨークで上映するとは夢にも思ってなかったというが、会場はニューヨーク在住の日本人やアメリカ人で満席となった。友人の本当の話をもとに作られているからか、リリーフランキー演じる父親の借金のため、借金や借金取りに追われる家族のリアルな描写は、観客にもその苦労やつらい思いが伝わってくる。

後半は、佐藤二朗演じる参列者をを中心に、参列者たちのほぼ一発勝負のアドリブだという俳優たちのコミカルな葬儀のシーンが笑えた。
「台本の1ページ目に、セリフを覚えなくて構いませんと書きました。テストを重ねていくと、作為が生まれてエモーションを忘れがちなんです。最初のインスピレーションが大切」たったの7日で撮影されたというこのシーンは、キャストとスタッフのおかげで成功したのだという。

「音楽は映画において大切な要素で、その半分をしめると思っています。作品お音楽は同級生でもある金子ノブアキ(ミュージシャン)にお願いしたのですが、木魚でトランスを作るように頼みました。木魚のリズムが時計の音にも聞こえて、命を描く時間のBGMのような」会場に来ていたアメリカ人も、木魚の音はとても心地よく、心に響いたと語っていた。

「世界の人たちと映画でつながるという夢があって、思い続けていると時間がかかってもその夢はかなうのだと思った」監督は、映画を見ることで疑似体験を味わうことにより、色々なことを学んできたという。ところが日本では映画のシアターが減少しているため、子供たちが映画を見れる場所が減っているのだとか。子供たちに同じように映画を通して疑似体験をさせてあげたいからと、地域にある体育館や施設などで映画を上映する働きかけをしているという。

今の時代は、コンピューターさえあれば映画が上映できるわけで、巨大なスクリーンを準備できる会場さえあれば簡単に映画が上映できる。おそらくそうした動きは世界にも広げていけるだろう。「ドキュメンタリー、コメディー、シリアスというジャンルわけが嫌いで、映画自体が味をもってていいと思う。次回はどぎついホラー作品をつくる予定です」と会場をわかせた。ジャンルを超えたホラー作品が、また近いうちにニューヨークで上映される日が楽しみだ。<敬称略 取材・執筆:ベイリー弘恵>

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