会場レポート第5回ニューヨーク・ジャパン・シネフェスト

今年もまたニューヨークから世界へ向けて、「インディペンデント」と「日本」をテーマにした短編映画を発信する映画祭、ニューヨーク・ジャパン・シネ・フェス トが5回目を迎えた。初日の6月2日、たくさんの観客が会場をうめた。

熊本県出身の映画人たちが制作した「うつくしいひと」(行定勲監督)を始めピクサーにも迫るCGアニメで一人暮らしのOLの一夜を5分のファンタジーで描く「東京コスモ」(宮内貴広監督)、ニューヨーク在住のアメリカ人映画監督が伝統を引き継ぐ京都の一保堂の緑茶に焦点を当て「Matcha: An Ippodo Story」6作品が上映された。どの作品にも拍手がおくられた。

「うつくしいひと」は、熊本の美しい大自然が素晴らしかったが、なにより熊本城の美しい夜景が印象的だった。

映画の後、レセプションにて楽しそうに会話していたアメリカ人女性二人からお話をうかがった。二人とも声をそろえてアニメが一番よかったとこたえた。「なぜ日本の映画を観に来たのか?」と聞けば、心のケアを仕事としている女性は、「これまでで一番好きな映画が、東京物語なの。日本の映画はとても素晴らしいから。今日の映画もすべてとてもよかった。明日も必ず観にきます」

「揺れるスカート」 (岡元雄作監督)作品は、男子生徒にお金をもらって女子高生らが下着を見せる遊びがエスカレート、危険な方向へ発展していくという内容のもの。この映画が一番よかったとアメリカ人カップルは語った。

Noriko Sengoku

歌舞伎「平成中村座」などNY公演を実現に導いた仙石紀子さんも映画の感想を語ってくれた。「すべていい作品でしたが、一番よかったのは Venom Therapy。役者さんたちの演技がとても素晴らしかったわ」

ニューヨークで女優になるため勉強中のマオさんも「ハチの映画は、最初はちょっと入りにくかったけど、いつの間にか引き込まれていて、とても素晴らしい映画でした」

 

 

Hanada

Mao Hanada

ニューヨーク在住の日本人らから好評だったこの作品は、「Venom Therapy」 (スティーブン・ムラシゲ監督)。車いすで生活しているアメリカ人妻の脚の回復を願って、日本人の夫が妻の背中にハチの針をさすことで針治療を続けたという実話に基づいた作品。この中で彼らの小さな娘がたくましく成長していく姿は涙をさそった。

 

今年の作品もまた充実していて素晴らしかった。日本の映画の素晴らしさを伝えてくれているニューヨーク・ジャパン・シネフェスト(NYJCF)に感謝する。

※NYJCFはニューヨークを拠点に活動する3人の日本人、鈴木やす(俳優・映画監督)、古川康介(映像作家)、河野洋(イベント・音楽プロデューサー、Mar Creation, Inc.代表)が2012年に設立。

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