Jazzのピアノ演奏というものは、たいていソロだ。
しかしジャズピアニスト浅井岳史さんがやっているのはピアニスト二人で同時に
即興演奏をするということ。
4月20日NYクレストウッドミュージックホールにて、フランス人ピアニストのカトリーヌ・シュナイダーさんと共にコンサート「A Tale of Three Cities(三都物語)」が開催された。

パートナーのカトリーヌはフランス人でクラシックを主に演奏するピアニスト。
二人の演奏が合わさると、クラシックともジャズともいえない新しい音が創り出されるようで、音の調和が見事である。
それぞれに純粋でくもりのない美しい音色をあわせるからか、
まるでアルプスの山中にいて、空気や水のすんだ場所で大自然を見ているような、すがすがしい気分になることができる。
ここまでイマジネーションを広げることができるのは、彼らが発信するエネルギーやインパクトがものすごいからである。
同コンサートは今後、ニューヨークのみならず、日本やヨーロッパでも毎年行われている。ぜひ会場へ足を運んで生の演奏を聴いて、彼らの発する美しい音色とパワーを感じてほしい。
スケジュールの詳細は、浅井岳史さんのウェブサイトにて。