ニューヨーク郊外、
タリータウンにある毛糸ショップでは、編み物を教えてくれるサービスもある。
ここのオーナーであるエリスさんは、タリータウンに店を構えて10年、住まいも同地。
ここはマンハッタンや近郊都市からもアクセスしやすいし、
タッパンジーブリッジを望む場所なので、ニュージャージ州も近くコネチカット州からも遠くない。
どこから来るのにも便利な場所だという。
毛糸店のエリスさんが、オーナーになった軌跡をたどる。
●何歳のころから編み物をしていたのですか?
母に教えてもらって、4歳のころからはじめました。最初は、お人形のラグを編んでいました。
もう編み物を仕事にしてから20年になります。
子育てをする間はマンハッタンで自分が編んだ作品を売っていました。
セーターなどの商品をつくることはもちろん、デザインもしています。
●これまでの手編みのモノで、気に入ってるのは?
母はもう他界したのですが、その母が35年前に私のために編んでくれたブランケット(毛布)です。
私も下は16歳から上は30歳の7人の子供たちに、それぞれブランケットを編んであげています。
今は、孫にも編んであげているから、ブランケットづくりは永遠に楽しめるわ。
●編み物をする楽しみはズバリなんでしょう?
決して毛糸は安くないし、製品を買ったほうが安いかもしれない。なので今の時代は、
編み物をするというプロセスを楽しむことが大切。ワイワイ仲間と一緒におしゃべりしながらやるのも楽しいし。
プラス、指を動かすから頭によいとか、自分の欲しい色やオリジナルのモノが手に入るのもうれしい。
●お勧めの商品は?
うちの店では、アルパカとかコットンなど、ナチュラルな毛糸を扱っているの。
アルパカの毛糸は、特に肌ざりもよくてお勧めです。モンタナ州でつくられている
ハンドペイント(手染め)の毛糸もステキな色でしょ。
ウルグアイ産のこの毛糸は、製品をつくるために羊を飼っているとか。毛糸の価格は7ドルから15ドル程。
●編み物のクラスに来るのは、どんな方たちですか?
中高年の女性のクラスが午前中には多いけど、午後になると子供のクラスもあるの。
男性も習いにくる人が数人。ココで毛糸を買った方には、無料で編み方を教えています。
だから、いつでもわからないことがあれば、戻ってきてくださいね。
●どのくらい毛糸のストックがあるのですか?
この店の裏にも倉庫があって、オンラインでも販売しているから、全米からオーダーがきます。
買いつけはメーカーから直接ということがほとんどです。
★タリータウンにあるユニオン教会は、ロックフェラー家がマティスとシャガールに
描いてもらったステンドグラス、独特の色彩でとても美しい。
お隣の村は、ジョニー・デップ主演の映画でも有名なスリーピー・ホロウ。ここには首なし騎士の亡霊が出るという都市伝説がある。
ユニオン教会
■Flying Fingers/15 Main Street Tarrytown, N.Y. 10591
TEL:877-359-4648
ホームページ http://www.flyingfingers.com
営業時間
Monday CLOSED
Tuesday 9 – 5:30
Wednesday 9 – 8:30
Thursday 9 – 8:30
Friday 9 – 5:30
Saturday 10 – 5:00
Sunday 10 – 4:00