じわじわと襲ってくる恐怖が味わいたいのなら、お勧めの映画はコレ。
ヒラリー・スワンク主演のストーカー。
ニューヨークが舞台の映画。
ヒラリースワンクはブルックリンに住む女医を演じている。
しかし女医ってだけで、まったく医療とは関係ない。
彼女がブルックリンの広いアパートを借り、
トレーニングウェアでご近所をジョギングしている姿など、
かなりニューヨーカーっぽい。
こういう人、いるいる!って感じだ。
さて、この映画に迫る恐怖といえば、
寝ている間にご用心。。。ってやつだ。
寝ている間に、自分に何が起きているのかわからないというのは、
かなり怖い。
私はこれまで、何が起きても目が覚めないというほど、
深い眠りについたことはないが、酔っ払って
記憶がないときみたいなものか?
酔っ払って記憶のないときって、あちこちにぶつけて、青あざが
できてたり、頭にこぶができてたこともある。
しかし、この場合、酔ってるせいで、しっかり記憶できていないというだけで、
その時には意識があるわけだから、眠っているのとは違う。
眠っているときに、何が起きているのかわからないという恐怖は、この映画を見ていると
知ったときの主人公同様に泣き叫びたくなるほど怖い。
さて同様に、寝ている時に起きていたことによって、泣き叫んでしまう映画は、
もう一作ある。
川端康成原作の「眠れる美女」を元につくられたというスリーピング・ビューティー
こちらの映画も、眠っている間に行われていることが
わからないという恐怖がじわじわとせまってくる。
こちらは、インテリアやコスチュームなどが
マニアックな内容に反して、上品で美しい。
しかし内容がマニアックすぎるので、これが見た目グロかったら、
ぜったいに見たくない映画だ。
主演のエミリー・ブラウニングのしなやかな肢体が美しい。
レイチェル・ブレイクが演じた、奇妙な仕事をくれるエージェントも
秘密めいていて、そわそわさせられる。
私はどちらの映画も見た後に、まったく問題なく眠りにつけたが、
安心して寝ることができなくなるような美人は、
2本とも閲覧要注意の映画だ。<ベイリー弘恵>