子供の頃に神様からもらった真っ白のキャンバスに、音楽という鮮やかな絵の具で、空や海、
そして、木々や人々を思いのままに描き続けている。この絵こそが、音楽から授かった僕の人生の宝物・・・。
12歳の夏、ロックとの衝撃の出会いが僕の人生の進路を決めた。それはディープパープルの
スモークオンザウォーターという曲だったが、たった数分の音楽が人間の一生を決めてしまったのだ。
音楽は、そんな不思議な力を持っている。感情を激しく揺さぶり、人間の心を瞬時に動かす情感の叫びこそが音楽そのものだろう。
一度、その素晴らしさを味わったら、もうそれから逃れることはできない。
ギターを弾き始めたのも、英語が好きになったのも、アメリカに来たのも、全て音楽がきっかけだった。
信じる者は救われると言うが、救われたかどうかは別として、音楽への情熱が確固たる信念を貫く人間を形成したことは間違いない。
それほどの影響力を与える音楽だが、僕のスタンスは、たかが音楽、されど音楽である。
人間、生きることが最優先。生活が苦しくなれば音楽なんて二の次となる。
芸術云々と気取ってみたところで、音楽は贅沢な娯楽に過ぎない。
いかなる素晴らしい音楽でも、空腹を満たすことはできないし、睡眠不足を解消してくれることもない。
極端に言えば、生きることに音楽なんて必要ないのである。そう、たかが音楽。
されど音楽。しかし、先述の通り、音楽は人の人生をも変えうる魔力を備えていて、さらには一瞬にして感動を与えることができる。
人々の心を豊かにし、高揚感を与え、落ち込んだ人を勇気づけたり、悲しい時は慰めてもくれる。
この世に音楽が存在しなかったら、日々の生活なんて本当に味気ない、何とも陳腐なものになるだろう。
音楽は人々の日々の生活に限りなく密着している。テレビ、ラジオ、映画、演劇、ダンスなどは言うまでもなく、
お店、スポーツジム、パーティーなど、どこへ行っても音楽が聞かれない場所はないし、音楽を耳にしない日なんて、
まずあり得ない。最近は、道を歩く時でもバスや電車に乗る時でさえ、ipodや携帯を持ち歩き、音楽を片時も離さない。
誰もが音楽の中で生活をしているのである。
更にテクノロジーの発達により、パソコンでCDの複製が簡単になり、インターネットでも容易にダウンロードできるようになった。
音楽が氾濫しているのだ。MySpaceを覗けば、世界中にいる無数のアーティストたちを発見することができるし、
アマチュアバンドだって比較的安価でハイクオリティなデジタル・レコーディングが可能になったので、CDを発売し、
それっぽいアーティストフォトをこしらえてしまえば、もう、いっぱしのロックスターだ。
プロとアマチュアの境界線は限りなくなったと言える。
そういう意味では、今、誰にでもチャンスがあると思う。6年前まで音楽ビジネスのことなど全く知らなかった僕でさえ、
7組のアーティストを抱えるレコード会社を運営できるまでになったのだから。チャンスはどこにでも転がっているものではないが、
信念を持って我が道を行けば、必ずいつか巡ってくる。そのチャンスをつかむか、見過ごすかは自分しだい。
これからまだまだ音楽の旅は続いていく。
Marcreation.net
Mar Creation Inc. 社長 Hiroshi Kono
アメリカで音楽レーベル会社を立ち上げる野心に溢れた行動力に感動しました!
不安や葛藤などの中で、色々と経験をして成長されたんでしょうね。
とても希望を抱かせてくれる文面でした!
ありがとうございました!!
私も現在、「ハリウッドアーティスト達に楽曲提供~PV制作をトータルプロデュースする!」という目標で
結成した音楽クリエイター集団のリーダーとして、日々「どうすればアメリカのアーティストに楽曲を提供できるようになれるのか」を考え、悩み、苦しみつつも音楽を創造する喜びに浸っています。
Dejyaさん、コメントありがとうございました。どんなことでも信念を持って続けることが大切だと思います。Dejyaさんの目標も、きっと達成されることでしょう。お互い野望を持って突き進みましょう。