42歳でアーティストビザを初めて取得。新人になったつもりで挑戦します!カリフォルニアのダンサー、戸塚 慎(とつか しん)さん

戸塚 慎(とつか しん)Shin Totsuka Instagram TikTok  X
ダンサー、振付師、作詞・作曲・ボーカル

1982年 東京都出身 3歳から10歳までをアメリカ・サンディエゴで過ごす
10歳 ピアノを習い始める
15歳 沖縄アクターズスクール出身のアーティストに衝撃を受け、「歌って踊るアーティストになる」と決意 
高校卒業後、ボイストレーニング、ダンススタジオなどに通う
22歳 韓国シンガーRAIN(ピ)の日本デビューアルバム「IT’S RAINING」収録曲「I DO (日本語ver)」コーラスとしてレコーディングに参加 
他多数の楽曲の作詞・作曲・コーラス、ダンサー、コレオグラファーとして活躍 
テレビ、ミュージカル「黒執事」「ロミオとジュリエット」等、映画「モテキ」、多数のミュージックビデオに出演
2011年 きゃりーぱみゅぱみゅ 「つけまつける」、「インベーダーインベーダー」MVダンサー、ワールドツアー「100% KPP WORLD TOUR 2013」(世界8ヶ国)出演 武道館LIVE・レコード大賞・紅白等に多数出演 2019年 BTSのワールドツアー日本公演にダンサーとして出演
2021年 手越祐也ツアーダンサー出演
2023年 渡米を決意
2024年 O1ビザ(アーティストビザ)を取得
2024年6月27日 渡米

しゃけ:
アメリカのアーティストビザ取得、おめでとうございます!42歳ですか?!お若く見えます。

慎さん:
ありがとうございます。はい、42歳になりました。若く見られるみたいです。笑 新人になったつもりでカリフォルニアを拠点に挑戦していきたいと思います。

しゃけ:
わあ、本格的な渡米は明日なのですね?ダンスを仕事にしようと思ったきっかけから教えていただけると嬉しいです。

慎さん:
15歳の時に安室奈美恵さんや他の沖縄アクターズスクール出身のアーティストさんを見て衝撃を受け「歌って踊るアーティストになる!」と強く決意しました。

その日から今日まで変わらず同じ思いでいます。

15歳の時一人で沖縄まで行き、特別に見学させていただいたレッスン体験をもとに独学でダンスを習得していきました。

当時はYouTubeはおろかDVDもまだなくて、VHSビデオテープでした。好きなアーティストさんのLIVE映像のテープが擦り切れるほど何度も見て振付を真似してました。

爆音をかけて自宅で何時間も踊るという青春時代を送りました。 大学進学は全く考えず、ずっとダンスと音楽に夢中で、この道以外のことは考えたことがありません。ピアノを弾くのも好きでした。

しゃけ:
私もVHS世代です。今はネットで情報が手に入る便利な世の中になりましたね。少年時代に一人で沖縄にいくなんてすごい!お仕事もお 一人で?オーディションを受けるというより、声をかけられてお仕事につながっていったのですか?

慎さん:
作詞・作曲から振付、ダンス・ボーカル、気がついたらすべて一人でやっていました。 振り返ればセルフプロデュースという形でした。ただ頼む人がいなかったので自分でやるしかなかっただけなのですが。笑

オーディションも受けますが、お声がけいただく事もあります。アクターズスクールの東京オーディションのお話は、沖縄アクターズスクールを見学した時に対応していただいた受付の方との文通で勧めていただきました。ご縁に感謝です。

高校を卒業してからすぐにお仕事があったわけではなくレッスンの日々でしたが、22歳の時に韓国のアーティストRAIN(ピ)が日本でデビューする時、コーラスとしてレコーディングに参加させていただいたのが初めての仕事でした。

しゃけ:
そこからは、日本と韓国の最先端ポップミュージックに関わるお仕事をされているのですね。AAA、K-PopではBoys Republic、東方神起など・・・思い出深いお仕事を教えていただけますか?

慎さん:
はい。2021年に手越祐也さんの全国ツアーが行われたのですが、振替公演にダンサーが1人スケジュールが合わず出演出来ないという時に僕に連絡が来ました。

3日間で12曲の振りを落とされて、もともと振り覚えが遅いので「出来るだろうか、、」という不安がありました。でも、曲も振付もとにかくカッコよくて!!早く踊りたいという気持ちが強かったです!!

そこからひたすら練習して、周りの方々のサポートもあり、無事にやり切る事が出来ました! 自分の成長を自分自身で初めて感じられる貴重な経験をさせていただきました!

とにかく達成感が凄かったです!

しゃけ:
わー、いいお話。アツアツの熱気が伝わってきました。

慎さん:
「成功させるにはどうしたらいいか?」計画を立てて本番までに実行しました。

BTSのワールドツアー日本公演に参加した時は、ツアーをサポートしていたお友達と別の話で連絡を取っていた時に「そういえば、このスケジュール空いてる?」という感じで誘われたのがきっかけでした。

しゃけ:
スピード感が半端ないですね。きゃりーぱみゅぱみゅさんの「つけまつける」ではライオンの方が慎さんなのですね?

慎さん:
そうです。「腹筋の割れているダンサーを探しているのだけど、どう?」とプロデューサーの方に声をかけていただきました。きゃりーちゃんのダンサーとしてアメリカをはじめ、いろいろな国で踊ることができ、とても良い経験をさせていただきました!

しゃけ:
なるほど。最先端の仕事は時間との勝負ですね。英語は問題ないですか?

慎さん:
父親の仕事の都合で3歳から10歳までをアメリカのサンディエゴで過ごしたので、日本語よりも英語の方を早く覚えていました。今も日常会話は問題ないですね。

しゃけ:
うんうん。そして単身でアメリカに渡ろうと思ったきっかけは何かあったのですか?

慎さん:
いろんな点と点が線となって繋がっていった感じですが、主なきっかけとしては、 パフォーマーとして、この40代の10年間をこのまま日本で同じように過ごして後悔はないだろうか?と考えたことです。

「新しい場所で、改めて新人として挑戦したい」という気持ちが湧き上がってきました。決心したらアーティストビザについて調べまくっている自分がいましたね。情報提供に協力してくださった方や相談に乗ってもらえた皆様に感謝です。

弁護士を選ぶ事が最も大切なポイントかもしれません。信頼できる方、自分に合う方を自分で厳選することをお勧めします。積み重ねてきたたキャリアが一人一人違うので、それぞれのやり方があると思います。僕は3人の弁護士とZoom meetingしてお話させていただきました。最終的に自分の持っているマティリアルでいけると言っていただいたNYの弁護士にお願いしました。アシスタントの方に日本語が話せる方がいたのも心強かったです。弁護士とは英語でやりとりしてアシスタントの方とは日本語で。2つの言語を使えた事が僕にとって良かったです。

しゃけ:
情熱的な40代のはじまりはじまり!「ビザをとるぞ!」と決めてから取得するまで、どのくらいの期間とお金がかかったのか教えていただけますか?

慎さん:
情熱があればできます!!必ず!!身をもって体験しました。 決意してからは何だかんだ1年掛かりました。もっと早く取得したかったのですが。笑 

お金は、、相当掛かりました。汗 弁護士費は、弁護士さんによって違いますが、$5,000-$7,500の間かと思います。

準備した書類は645ページになりました。周りの方に話したら卒論じゃん?と言われました。笑 大変な道のりでしたが、僕は資料を作るのは苦ではないタイプだったので良かったです。

しゃけ:
えーー!645ページの書類!そしてそのビザの有効期限は?

慎さん:
僕の場合は3年間です。このビザがあれば、アメリカで、ダンサーと振付師として3年間仕事ができます。

しゃけ:
うわぁ。途中で諦めそうになりませんでしたか?

慎さん:
諦めるなんて全くないです!!とにかく早くアメリカに戻りたい!という一心でした。途中、不安に思う事もたくさんありましたが、1つ1つ乗り越えて、今は取得できて心からほっとしてます。「アメリカで働くこと」という夢が現実になり嬉しいです。来年はニューヨークのダンスショーケース、「CUPA」のゲスト出演も決まっています。

しゃけ:
素晴らしいです!ニューヨークの皆さんお楽しみに!ではせっかくですから大きな夢の方も聞かせてください。

慎さん:
ありがとうございます。ダンサー、振付師としてアメリカで働けるという夢は叶ったので。。 では、言ってしまいますと、、

尊敬するアーティスト、ジャネット・ジャクソンやブリトニー・スピアーズ、レディ・ガガの作品に携わりたいです!

しゃけ:
嬉しいお知らせの連絡、待っていますね!

慎さんの渡米後の様子はこちらからチェックさせていただいております。
戸塚 慎(とつか しん)Shin Totsuka Instagram TikTok  X

戸塚慎さん×しゃけ インスタライブインタビューの様子はこちらから見ることができます。

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