2時間睡眠でダンスと勉強を両立。憧れのニューヨークでダンス講師になった上林 万純(かんばやし ますみ)Masumi Kambayashiさん。夢はレディーガガのバックダンサーです!

上林 万純(かんばやし ますみ)Masumi Kambayashi Instagram
京都出身 ニューヨーク在住 ダンサー、ダンス講師

5歳 ストリートダンスを始める
9歳 バレエ,ジャズダンスを始める
15歳 様々なコンテストにて入賞
17歳 world of dance 2017 upper division にてWREIKO FAMILYとして優勝
ロサンゼルス、ニューヨークのダンスシーンを知る
20歳 ニューヨーク、ペリダンスへ入学
23歳 ペリダンスを卒業後OPTを取得、bloc talent agencyへ所属
様々なアメリカのトップ振付師のもと活躍中
broadway dance centerやperi dance centerでダンス講師

しゃけ:
ニューヨークに住んで4年とのことですが、ニューヨークを留学先に決めたきっかけをおしえてください。

万純さん:
17歳の時にニューヨークにダンス短期留学をした時に教えていただいた先生のダンススタイルにひとめぼれしたんです。ブロードウェイダンスセンターの先生です。

しゃけ:
17歳の時に初めてニューヨークに行って、今(24歳)そのブロードウェイダンスセンターで講師をされているのですね?すごい!

万純さん:
はい。ありがたいことに、今、憧れの先生の元でアシスタントをさせていただいたり、お仕事をいただいております。夢のような毎日です。想像よりも何倍もワイルドな人生になっています!2024年1月からは週4日講師をする予定です。

OPT(Optional Practical Training)ビザが9月に取れたのでこれから1年間アーティストビザ取得を目指してがんばります。

しゃけ:
夢はレディガガとお仕事をすることですか?

万純さん:
はい!昔から1990年代のr&bが大好きで、様々な音楽を聴きながらもレディーガガの魅力に魅せられ、ミュージックビデオを何度も観るようになり、徐々にレディーガガとお仕事をしたいと思うようになりました。

しゃけ:
うんうん!夢が叶ったらまたお話聞かせてくださいね!
5歳からストリートダンスってご家族の影響があったのですか?

万純さん:
両親は私のやりたいことをいつも応援してくれるというだけで、特に私にダンスを勧めたわけではありません。

母が看護師なので、私もずっと看護師になりたいと思っていたんです。ダンスは趣味で、踊れる看護師を目指していました。

でも、ニューヨーク留学で先生のダンスに触れた時の衝撃があまりに強くて、ここまで来てしまいました。

看護師を目指していたので理系の勉強をしていたのに、留学は文系でないとできないと言われて両親と私と担任の先生で話し合いを繰り返しました。学校の中でも前例がないということで、勉強とダンスを両立していた時期はかなり大変でした。

コンテストのためのダンス練習は深夜12時から始まって朝5時に終わるんです。2時間寝てそれから学校へ行っていました。

しゃけ:
深夜から朝まで!え?睡眠時間2時間?

万純さん:
よくやっていたと思います(笑)走り続けていたので疲れていることに気がつく暇もなかったような。今、少し時間ができてようやく自分を客観視したりいろいろなことを考える時間ができました。

両親や先生にダンスへの情熱をわかってもらうために必死だったのかな。今こうしてダンスを続けられるのは明らかに両親のおかげなので、とても感謝しているし尊敬しています。

しゃけ:
わー。素晴らしい。英語はいかがですか?

万純さん:
アメリカの語学学校での勉強ではあまり上達しなかったように感じます。
パンデミックで1年間日本に帰っていた時に、ユーチューブ動画で英語をインプットしたのが役に立っています。普通の日常会話に日本語の字幕がついているファミリー向けのYoutubeチャンネルのセリフをコピーして言えるように練習しました。

今では日常生活での英語は問題ありません。周りに日本語を話す方がほとんどいないので、自然に習得していきました。

しゃけ:
ニューヨークでの生活はかなり厳しいと思うのですが、それでもみんなが住みたいと思う理由は何だと思いますか?

万純さん:
歩いているだけで面白いし、刺激的なんですよね。「自由」を強く感じます。みんな自由にやりたいことをやっているという雰囲気があります。真冬にタンクトップな人がいたり、床に座って本読んでる人がいたり。そしてそれを誰も気にしていないんです。世間の目を全く感じない解放感がいいのかもしれません。

私は小学生のころ髪の毛を紫に染めているような子だったので、ニューヨークはとても居心地が良いです。

朝になっても日の当たらない半地下のアパートでルームメイトと暮らしていますが、それでもニューヨークにいたいです。食事はもちろん自炊です。

しゃけ:
ダンス以外に趣味やストレス発散に何かしたりしますか?

万純さん:
友達とお茶したり、ネイルをすると時間を忘れますね。ストレスは両親に電話で(笑)適切なアドバイスをもらって助けていただいています。

しゃけ:
幸せな瞬間はやはり踊っている時ですか?

万純さん:
幸せな瞬間は・・・私の周りのみんなが笑顔な時です。
パフォーマー、ダンサーである以前に人間でありたいと常に思っています。

もちろん私のパフォーマンスでみんなが笑顔になってくれるのも嬉しいですが、誰かをサポートしたいという気持ちが強くあります。

アーティストさんを際立たせる役割(バックダンサー)も大好きですが、講師としては生徒さんが私の振付を覚えてくれて、ダンスが上達していると感じた時は最高ですね。

集団行動や人と関わることが大好きなので、私のまわりにみんながキラキラとした笑顔でいてくれること、それが私の幸せです。

上林万純(かんばやしますみ)さん×しゃけの音声インタビューはこちらから

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