“Shut up! Just do it! MANATSU”生きているアート、コンテンポラリーダンスの国際大会で優勝!NYのプロダンサー、網永真夏(Manatsu Aminaga)あみなが まなつさん

網永 真夏(Manatsu Aminaga)あみなが まなつ
山口県出身 ニューヨーク在住 Instagram
アーティスト・プロダンサー

2歳 クラッシックバレエを始める(ヨシムラダンスセンター)
中学2年 アメリカへ(バレエ留学)
高校1年 ドイツへ(バレエ留学)コンテンポラリーダンスに出会う
2021年 日本国際バレエフェスティバルコンテンポラリー部門で一位を獲得
2021年・2022年 ソウルインターナショナルダンスカーニバルで2年連続一位を獲得(ジャズダンス部門・コンテンポラリーダンス部門)等受賞多数
2021年 ニューヨークへ
peridance center certificate program に特待生で入学
バレエ・コンテンポラリーダンス・モダンテクニック・ジャズダンスなどを習得
2023年10月 OPTビザ取得
アーティスト(Kazue Taniguchi)とコラボレーション
舞台を中心にニューヨークでプロダンサーとして活躍中

しゃけ:
澄み切った美しいお声!若さ溢れる真夏さん、2歳からダンス一筋ですか?

真夏さん:
ありがとうございます。2歳の時に母に連れられてダンスに通いだしましたが、最初はわけがわからないし、すぐにやめるつもりでした。でも母に「トウシューズを履けるようになるまでやってみれば?」と言われて「トウシューズ履きたいな」と思ったんですよね(笑)

しゃけ:
かわいい!バレエのトウシューズってかわいいですもんね。そしてめでたくトウシューズを履けたのですね?

真夏さん:
そうなんですよ。履けるようになったら楽しくなって、バレエにのめり込みました。驚いたのは母なんです。「こんなに熱中するなんて・・・」って。
その日からバレエとダンスだけの人生が始まりました。

中学二年の時にアメリカにバレエ留学をして、ボストンとニューヨークに行きました。本場のミュージカルやバレエに感動し、「ニューヨークでダンサーになりたい」とはっきり確信したのを覚えています。

高校一年の時にはドイツにバレエ留学をしたのですが、そこで私はバレエ界では背が足りないと痛感しました。今も背が147センチしかないんですよ。いくら技術を磨いたとしても中々入団するのは難しいと感じた瞬間でした。

しゃけ:
なるほど。背の高さは努力でどうにかなるものではない気がしますね。

真夏さん:
でもそのおかげでコンテンポラリーダンスに出会いました。バレエは大好きだけど、持って生まれた体形、体質をそのまま生かして自分にしかできないダンスをしたい。その夢がコンテンポラリーダンスに詰まっています。

韓国の国際コンクールに挑戦した際にジャズダンスの振付をしてくださった松井英理先生との出会いも衝撃でした。体ってこんなに動くんだ!という発見と、まだまだやりたいことがたくさんある!とダンスとアートの奥深さを知りました。

しゃけ:
そして、日本国際バレエフェスティバルコンテンポラリー部門で一位、ソウルインターナショナルダンスカーニバルで2部門で2年連続一位を獲得ってすごいです!

真夏さん:
ありがとうございます。嬉しかったですね。賞をいただいたことで「これで生きていこう!」と思えるようになりました。

コンテンポラリーダンスは自由に表現できる代わりにそれゆえの難しさもあります。戦っているようなダンス、質感や重さを表現することが多いので、アクティング(演技)の要素も重要です。

楽しかった!感動した!で終わるエンターテイメント性だけではなく、「これはどういうこと?」「そうだったの?・・・」と終わった後も考えさせられるのがコンテンポラリーの魅力です。

しゃけ:
なるほど。生きるアートという感じでしょうか。

真夏さん:
普段の生活、考え方も含め、私のからだ全体が「アートの一部」になるという感覚があります。舞台、空間、観客の方からのパワーも感じ取って、それをエネルギーに変換するというか。ニューヨークでの生活はあらゆる面で過酷なのですが、だからこそ、日本では感じられないようなパワーが出せるのかもしれないですね。

しゃけ:
英語で困ることはありませんか?どのように英語を習得しましたか?

真夏さん:
日本のテキストを使って習った英語はアメリカではほとんど役に立たないと感じました。その悔しさをばねにしましたね。英語のYouTubeの動画を繰り返し聴いて、声に出して英語を習得していきました。今ニューヨークに来て2年ですが、日常会話はほとんど大丈夫です。

しゃけ:
英語もビザもOKで、これからお仕事が始まる!というところだと思いますが、どんなことに挑戦したいですか?

真夏さん:
はい。今やっとスタート地点に立てた気持ちです。最近、アーティストの方とコラボレーション企画に参加させていただきました。捨てられた物や壊れた物のかけらに光を当ててアートにするという作品で、私は作品や光の中で踊りました。

ニューヨークにはこのように新しいプロジェクトが常にあるので楽しいです。毎日いろいろな方と出会って刺激を受けていますね。私は「わくわくする気持ち」を大切にしていて「この人とよい仕事がしたい」という、人と人とのエネルギーの交差の中にすばらしい瞬間(芸術)が生まれるのではないかと思っています。

新しいチャレンジとしては、ミュージックビデオのお仕事がありました。カメラの前で踊るのは苦手だったのですが、仕上がったものを見て驚きました。SNSももっと活用していきたいです。

しゃけ:
素晴らしいですね、応援しています!日本に戻るつもりはありますか?不安な気持ちになったらどうやってモチベーションをキープしていますか?

真夏さん:
20代はニューヨークで頑張りたいです。そのあとはイギリス、フランス、ドイツ、イスラエルに行ってみたいです。最終的には日本と世界を繋げる存在になれたらいいですね。

モチベーションのキープの仕方ですか?

「Shut up!Just do it!」をおまじないのように自分に言い聞かせています(笑)挑戦したとき、たとえそれがどんな結果であれ、それは必ず次のチャンスに繋がるんだと信じて進むのみです。

言い訳なんかしていないで、常に挑戦し続けます!

クラブハウスでの音声インタビューはこちらから聴くことができます。網永真夏さん×しゃけ

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