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第三十二号 02/24/2000
Harlem日記
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********フォトジャーナリスト*********
誕生日ーなのだー。
私も「ジャーナリスト目指してがんばるぞー」ということで今回のお話は?
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カフェグローブというサイトに記事を掲載していただくことになった私は、内海さんというNYでフォトジャーナリストとして活躍なさっている女性にお会いすることとなった。
NYで成功している女性が早口だと思うのは私だけかもしれないが、内海さんも同様、早口なのであった。初めて電話で話したとき、つられて「料理の鉄人」キッチンスタジアムのアナウンサーのようにしゃべり続けた私は、舌を噛み切ってしまうんじゃないかと心配したくらいだ。
私の勤める会社が偶然彼女の自宅のそばなので、1Fのカフェで待ち合わせをした。「はじめまして。」と緊張でコチコチの私は、腹話術の人形状態で、頭の動きが「たて、横、ななめ」とカクカクにしか動いてなかった。
ピンクのブルゾンをざっくりと着こなす彼女は、小麦色で、無駄な脂肪のない醤油顔。
NewsWeek誌などにも彼女の書いた記事を載せているという。
NewsWeekといえば、大学時代、世界の経済を知るにはジャーナリズムの先端をいくこれに限る!と豪語していた、あのぉうぉうぉうぉーーー(反響音)。
「戦場なんかで死体がゴロゴロ転がってるところなんかにも行って撮影するのよ。」彼女は何事もなかったかのようにクールに言ってのける。したいーぃーぃーぃー(反響音)。と共に衝撃を受けた私はパキパキになった体に、さらに乾きかけの石膏像がポロリとくずれ落ちる状態で、ぞぞーっと鳥肌が立ってしまった。
死体が怖かったのではない、そんなすごいジャーナリストの方を目の前に、一般庶民の私なんかがコーヒーをすすっていていいのだろうかと、ご老公様の印籠を見せられた平民になった気分だった。
なんだか、形容が自己満足の世界に入ってきたので元に戻そう。
とりあえず、今後の仕事の内容やらなんやらを話していただき、私の身の上話を聞いていただきといったことで初顔合わせは無事終了。
今後はNYのネタを中心に、ちまたのニュースや恋愛情報などをかき集めることになる。写真も撮って回らねばならない。プロとしての道は甘くないのね。と、ちょっと気合が入りすぎて足踏みしている私であった。
夏子さんは、コソボにも取材に行ったことあるって言ってたような。。。
こんなに崇拝していたNewsweekのブログに自分が投稿できるようになったなんて。本当にありがたい。