ジャンクフード~アメリカのスナック菓子事情

ジャンクフードとは、ポテトチップ、 コーンチップ、 ドリトス等など、スナック菓子メーカーさんには失礼にあたる呼び名だが、「身体によろしくない」という意味のスナック菓子の俗称みたいなものである。 アメリカでスナック菓子のメジャーといえば、Frito Lay社が最大手のスナック菓子メーカーといえよう 。Frito Lay社の主力商品はLay’sポテトチップスやTostitosコーンチップなど、ちまたのスーパーにはもちろんブロンクスの奥地にある小さなグロッサリーにさえ必ず置いてある。アメリカスナック業界の王様的、メジャーな商品だ。ここまでの王道となると、味もシンプルでさっぱりしていて落ち度がない。しかし私からすれば、これがアメリカのジャンクフードの代表とはいいがたい。日本にいた頃から、 スナック菓子の賢者と呼ばれるくらいにスナックにうるさい私は、 NYに来てからというもの日本のスナック王者カルビー社の製品に負けないくらい、 「うまい」と唸ってしまうほどのスナック菓子を探求し続けているのであった。

90年代の終わりごろブルックリンに住んでいた私は、学生だった若いルームメートの影響もあって、 The Bon-Ton社のチーズカールがお気に入りだった。 カルビー、カールのチーズがけのような日本の繊細な味とは違って、味も色もドストライクにケミカル。体調をこわしそうなほどな塩分と、手にすると指先もオレンジ色に染まってしまうほど強烈なオレンジ。これが何度か食べると病みつきになる。カールの3倍はある大きさのパフのフワフワ感と、鼻をつくチーズの匂いにやられてしまうのだ。このジャンクフード製品が象徴するように、 全てのアメリカンジャンクフードはそれぞれにアクの強さを競っている感がある。

カルビー製品が大好きで、 感想文をカルビー本社へ送った私でさえ、 こういった味の濃いアメリカンジャンクフードになじんでしまうと、カルビーの味の薄さでは満足できなくなってしまう。さらにはUtz社のパフコーンを口にする。 味の素をじかに舐めているような味のパフコーンは、いかにも身体に悪そうなのだがやめられない。

昨今、子供たちの間でホットな話題となっているのが、コーントルティーヤをロールしたTAKISというスパイシーなスナック。もはやアメリカを出てメキシコ発祥Barcel社の製品。色は黄色やオレンジなどといった生半可なものではなく、唐辛子がまぶしているような鮮烈な赤。見た目と同じく、口に入れると、タバスコをなめてるように口の中が熱くなり、一日分の塩分がこれ一つでとれてしまいそうなくらいにしょっぱい。それに加えてすっぱ~いと顔をしかめてしまいそうな酸味もあるフレーバーの製品まである。子供たちが集まるとTAKISチャレンジなる、このスパイシーなTAKISを一度にいくつ、どのくらい速く食べれるかを競うというバカな遊びも行われるらしい。

ふり返ってみれば90年代終わりから今になっても、ジャンクフードと称されるだけあってか、アメリカのスナック菓子はたいして進化していない。

snapea

Snapea

そう考えると日本のスナック菓子はヘルシーな上、味のバリエーションもハンパない。のりに巻かれた手焼きせんべいや柿の種を代表とする焼き菓子。ポテトチップスが梅味だったり、チキンコンソメだけでなくチキン南蛮まである。カルビー社のポテチだけでも年間100種類くらいのフレーバーがでているというからスゴイ。きっと日本のスナックメーカーがアメリカ人好みの味をキャッチして進出してくれば、このジャンクフード業界で独り勝ちできそうだ。ってすでにカルビー社の「さやえんどう」は「Snapea Crisp」としてオーガニック食材が主力で全米に広がり続ける大手スーパーマーケットのホールフーズにさえ売ってるね。

 

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