女性ばかりのクラリネット奏者~NYリコリッシュアンサンブル

女性が13人でクラリネットを演奏するというNYリコリッシュアンサンブルのコンサートが2月末からニューヨークで行われた。DSCN1532
私はホワイトプレーンズで行われたコンサートへ。クラリネットばかりの演奏というのは、まったく予測がつかなかった。
きっとクラシックかなにかをクラリネットで演奏するのだろうと勝手に思いこんでいた。

しかし最初の演奏は、その予測とはまったく違った現代音楽。繰り返される旋律の中で、癒されたり、ハッピーになれたり、
感動したりできる。この繰り返しが始まった瞬間から、音のマジックにひきこまれていた。

クラリネットの大きさもさまざまで、大きなものはベース、小さなクラリネットは
驚くほど高い音を奏でる。音の幅の広さに驚かされた。指の動きも滑らかでまるで音が踊っているようだ。

途中、オリジナルの曲も盛り込まれており、歩き始めたばかりの子供があちこちぶつかりながら、よちよち歩いて
いる姿を表現した曲、NYの地下鉄を表現した曲など、
まるでその情景が目にみえるような音楽もユニークで美しかった。

ジャズやクラシックっぽいものもあり、年齢性別を問わず聴き手をあきさせることがない。
トムとジェリーのアニメーションの音楽らしき音や
日本ののどかな昭和初期の映画を彷彿とさせる音だったり、アメリカのギャング映画のBGMに使えそうな音だったり。

これらは私の勝手な解釈だが、それもこれもクラリネットという柔軟な音と、彼女たちの素晴らしい演奏により、
モダンアートを鑑賞しているように、聴いている側の解釈で姿を変えることができるからだ。
もちろん演奏者のパワーも手にとるように感じることができる。

クラリネットがこんなにバリエーション豊富でパワフルな音楽を奏でることができるとは、NYリコリッシュアンサンブルの演奏を
聴くまで知ることがなかった。2014年に日本でも公演をするということなので、ぜひ会場へ足を運んで、生の演奏を聴いてほしい。

NY リコリッシュアンサン ブルは、大島文子DSCN1556の呼びかけにより成立した女性のみで構成されるクラリネットアンサンブルある。メンバーは全員、アメリカNYで国際的に活躍するクラリ ネット奏者で大島の夫であるチャールズ・ナイディックのもとで研鑽を積み、内外のコンクール受賞等経験豊かなベテランクラリネット奏者揃い。20代~50代と年齢層も幅広く、音楽の活動の場もアメリカ、日本、韓国、中国、ヨーロッパと各国にわたる。現在、NY在住者5人日本在住者8人の計13人がメンバー。グループ名の「リコリッシュ」は北アメリカやヨーロッパで古くから親しまれているキャンディで、光沢を帯びた真っ黒な色をしている。クラリネットも黒い楽器であることから、アメリカの口語、特にジャズ愛好者の間ではクラリネットの愛称としてリコリッシュと呼ばれている。

【関連リンク】
NYリコリッシュアンサンブルオフィシャルサイト

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