
11月14日ニューヨークダウンタウンのウェブスターホールで、吉田兄弟とMonkey Majikのコラボレーションでライヴが行われた。会場の前には、アメリカ人、日本人のファンが長い列をつくっていた。日本から来ているファンもいるようだ。
ニューヨーカーの二人組みJ(21)とNaima(20代)。Jは、高校時代から5年以上Monkey Majikの音楽を聴いているという。元々はドラゴンボールなどのアニメファンで主題歌にはまっていくことで、さまざまなロックを聴くようになった。Youtubeなど動画サイトや音楽のダウンロードなどで曲を入手しているという。歌詞は、英語に翻訳しているサイトから解読している。
今回コラボレーションする吉田兄弟ももちろん知っていて、日本の伝統的な音楽をやっていてクールなアーティストだと語った。
J「これからの音楽は、言語の壁なんて関係ないよ。いいって誰もが思う音楽ならば、人気になるんだ。たとえばコリアンのPSY(サイ)は今アメリカで、ものすごく人気だけど、ほとんどの人が、ガンナムスタイルのところぐらいしか意味をわかってないよね」
会場内では、吉田兄弟の津軽三味線の音が、複雑な音を刻めば刻むほど、拍手がわきあがり、「素晴らしい」と声援をおくった。
Monkey Majikのバラードは、日本語でしっとりと歌ったが、観客は息をのんで聞き入っているようだった。ラストに演じた吉田兄弟とMonkey Majikのコラボレーション曲Changeでは、津軽三味線の音が軽快に鳴り響く中、アップテンポの曲にのせて観客一同も熱くノリまくった。

【関連サイト】
吉田兄弟オフィシャルサイト