『秒速5センチメートル』実写版、北米へ GKIDSが配給権を獲得
8月20日から4日間にわたりニューヨークで開催中された「Anime NYC 2026」
日本のアニメやマンガ、ポップカルチャーを愛するファンが集まるこのイベントを取材するため、私もマンハッタンのジェイコブ・K・ジャビッツ・コンベンション・センターへ足を運んだ。会場には思い思いのキャラクターに扮したファンたちが行き交い、ニューヨークにおける日本アニメの人気を肌で感じる。
そんなAnime NYCの会場から、日本映画ファンにとって気になるニュースが飛び込んできた。
GKIDSはAnime NYC 2026で、新海誠監督のアニメーション映画を原作とした実写版『秒速5センチメートル』の北米配給権を獲得したと発表した。新海作品初の実写化で、奥山由之が監督、松村北斗、高畑充希、森七菜らが出演する。
私は以前、アニメ版を観た。桜の花びらが舞い落ちる場面や、雪の中で描かれる二人の再会。その映像の美しさが今も記憶に残っている。そしてもう一人、貴樹に想いを寄せながら、偶然を装うように彼を待つ花苗の姿も印象的だった。振り向いてほしい。でも、その気持ちをうまく伝えられない。サーファーとして勝気な面を持つ彼女なのに、一方で横恋慕する健気な可愛らしさが、好きだった。
ところが今回、この記事を書くために作品を振り返ってみて、私は長年、エンディングを勘違いしていたことに気づいた。
同じ作品を観ても、時が経てば記憶の中で物語さえ少しずつ姿を変えるのだろうか。
貴樹と明里の時間と距離を描いた物語を、今の私はどう受け取るのか。実写版で、もう一度確かめてみたい。実写版は2025年に日本で公開され、GKIDSは北米での劇場公開などの詳細を今年後半に発表する予定だ。

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