『オペラ座の怪人』NYのMasqueradeイマーシブシアターが想像以上だった!

ニューヨークでは、『オペラ座の怪人』をイマーシブ(没入型)として体験できる作品 「Masquerade」 が上演されている。これは従来の「客席から鑑賞するミュージカル」じゃなくって、観客自身がオペラ座を歩き回り、物語の登場人物の一人になったような体験ができる作品なのだ。

ず~っと前から行きたかったのだけど、ようやく友人らと3人で行ってきた。

自分も舞台の中に入るわけだから、観客もちゃんとドレスアップしていかなければならない。ドレスを着たかったけど、さすがに夏で暑いし、ドレスは断念。トップはヒラヒラのついてるタンクトップにシースルーの黒いシャツ、パンツも裾がヒラヒラついてて広がっているワイドパンツなので、パンツスーツみたいな感じ。

会場の外は、遊園地にあるゴーストハウスみたいに、15分ごとに、観客を入れるので、あまり人が並んでない。まずは、受付でチケットを渡したりはせず、チケットの代わりにメールで秘密の暗号みたいな言葉が送られてくるので、名前と、その言葉を唱える。私の場合は、「Red Death」だった。

黒いマスクは、会場入り口で渡してもらえるのだけど、オシャレにこだわる人たちは、自前のマスクをつけていた。赤い鳥の羽みたいなのがマスクについてる女性は「ピーコック」とか言われて、ショーの最中にいじられてた。けど、孔雀って赤はあまり入ってないと思うのだけど。。。

若い女性は胸や背中のあいた黒や白のカクテルドレスみたいなのを着ている人が多い。中高年の女性は、黒のイブニングドレスの人もいた。ただしショーの間は階段を上ったり下りたり、エスカレーターもあったりして、部屋を移動して歩いて回るので、黒いローヒールのパンプスやスニーカーがマスト。さすがにハイヒールの人はいなかった。

男性もちゃんと白いシャツにキラキラ光沢のあるベストを着ている人もいた。きっと冬はタキシードの人もいるはずだ。

さて本題にもどそう。マスクを着けて、右手にスタンプを押してもらって荷物を預けて(手荷物は携帯以外持ち込めない。)から、中へ入る。早めに入れてもらえるので、トイレへ行く時間はある。水分補給のため、水も常備されている。

スタートの時間になると、ドアが開いて観客は、みんながスタッフに導かれて入っていく。ディズニーのアトラクションでキャストに誘導されるように、観客も出演者について部屋から部屋へ移動していく感覚に近い。

もうそこは、パリのオペラ座の静かな一室みたいなところで、ショーの幕開け。シャンパンをいただいて、飲みながらバイオリンのソロ演奏を聴く。次の部屋では、出演者が全員揃ってるのか、舞踏会で踊ってるのだけど、私にも出演者の黒人男性がダンスのパートナーとして手を差し伸べてきたので、手をとり、クルクルと2回ほどターンするように、リードしてもらって踊った。

音楽の生演奏はさすがにないけど、シンガーは生歌。目の前で歌ったり、出演者が一緒に別の部屋へ移動したり、移動中にボディータッチがあったり、手紙を渡されたりする人がいたり、出演者同士の対話の中でも、観客に声をかけてきたりする。

内装も電気の趣あるロウソクがあちこちに灯されていて、私は友人らとはぐれてしまって、別の部屋へ通された。楽屋裏みたいなところで、舞台衣装がハンガーにかかっていた。通路には、ちょっと強面のピエロがいたり、凝ったデザインのシャンデリアももちろん出てくる。

何より感動したのは、クリスティーヌとラウルが屋上で愛を誓い合うロマンチックなデュエットシーンだった。ラウル役は黒人男性だったのだけど澄んだ甘い声で、クリスティーヌの美しい高い声と、とてもマッチしていた。

あとクリスティーヌが一人ベッドに横たわっていて歌うシーンがあるのだけど、ベッドの背後から怪人の手が出てきて彼女を触るシーンは、かなりエロかった。クリスティーヌの白い太ももがチラリと衣装の脇から見えるのも、ドキドキものだ。

墓地のシーンで、欄干に私たちはいるようにと立たされた。クリスティーヌは下にいて、歌っていたのだけど、途中から、私たちの真横に怪人エリックが立っていて歌った。エリック役は、背がスラリと高い白人男性で、めっちゃイケメン。その怪人がライトアップされ、巨大なシャドーが壁一面に広がるのも、迫力満点だった。

エリックが若いころ、見世物小屋にいたシーンも出てくるのだけど、その時にポップコーンを渡され、手にしたのはまずかった。オリに入ってるエリックに渡す人はいたけど、私は渡しそびれてしまったので、ポップコーンをずーっと手にしたまま最後まで持って回る羽目になった。ふにゃふにゃになったポップコーンを捨てたのは、ショーが終わってからだった。

ラストのシーンは感動もの。恋人であるラウルが縄を手足につけられていて、エリックからどちらを選ぶのか選択をせまられる。クリスティーヌはエリックにキスをするが。。。ネタバレになるので、ここから先は現地で楽しんでほしい。ラストでは、観客も全員マスクをとる。

ショーが終わったところでは、バーがあって、飲んで帰る人もいたり、写真をとったりできる。ショーの最中は、携帯のカメラにステッカーをつけてマスクされちゃうので、撮影は禁止。

2時間あったと思えないくらいに短く感じた。途中、歩き疲れたころに観客も座れるシーンがあったりするし、自分たちも移動してるので、ミュージカルを観に行ってついつい寝てしまうようなことが無いのも助かる。自分も舞台に入って、リアルな体験のできる素晴らしいミュージカルだった。

オフィシャルサイトmasqueradenyc

コメントを残す

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください