日本文化を身体表現で伝えるアーティストグループ『Edamovement Lab(エダ・ムーブメント・ラボ)』代表・松本 涼花(まつもと りょうか)さん in NY

松本 涼花(まつもと りょうか)Ryoka Matsumoto instagram
1999年東京生まれ ニューヨーク在住
俳優・パフォーマー

2歳 ニューヨーク土産として映画『アニー』を父親からもらう
『アニー』に心を奪われ毎日ビデオ鑑賞し歌い踊る
8歳 歌・ダンス・演技のレッスンを開始
9歳 ミュージカル『アニー』に出演(テシー役) 初舞台
12歳 ギターを習う 中高時代は音楽活動も開始
19歳~ バイト代がたまると一人旅へ 世界50カ国を旅しながらアーティストたちと交流
大学時代 『NIPPON CHA! CHA! CHA!』に出演
2022年 ニューヨークへ!
単身留学・HB Studio入学「Hagen Core Training」を修了
2024年 OPT(実務研修)で活動開始
舞台・ミュージカル・ストレートプレイ・即興劇、キャバレー形式のショーに出演
短編映画『MONO NO AWARE』主演
CM出演(サントリー)
2024年 日本文化を身体表現で伝えるアーティストグループ「Edamovement Lab」エダ・ムーブメント・ラボをニューヨークのダンサーたち(小島風香氏、堀部たまき氏)と共同で設立
2025年春 Edamovement Lab初の自主公演『The Seven Gods』は満席に(NY RESOBOX)
『The Seven Gods』の企画・演出・出演を務める
2025年
5月21日 AANHPI Night Market Edamovement Labとして出演
5月25日 Lower East Side Festival of the artsに出演 @Theater for the New City

りょうかさん:
しゃけさんはじめまして。ニューヨークで、俳優・パフォーマーをしております、松本 涼花(まつもとりょうか)と申します!しゃけさんのことは小野 由利加さんに紹介していただきました。このような機会をいただき、ありがとうございます。

しゃけ:
りょうかさんはじめまして!ご連絡いただき、光栄です。日本文化を身体表現で伝えるアーティストグループ「Edamovement Lab」エダ・ムーブメント・ラボ代表とのこと、エダとは木の枝のことかしら?

りょうかさん:
エダ・ムーブメント・ラボは私を含めた3人の日本人女性クリエイターが代表メンバーです。チームを作るにあたり、日本的なものは何だろうと考えていた時に「枝豆」が出てきたんです。枝豆の「えだ」です(笑)

日本文化を身体表現で伝えるアーティストグループ「Edamovement Lab」エダ・ムーブメント・ラボをどうぞよろしくお願いします。

しゃけ:
初公演は大成功だったのですか?

りょうかさん:
始めた時はどうなるのだろう、と思っていましたが、おかげさまで最高の体験になりました。初公演直後にみんなで手を繋いでおじぎをした瞬間、大きな拍手に包まれ、本当に幸せでした。会場のお客様やクラウドファンディングで応援してくださった皆様のおかげです。ありがとうございました。

しゃけ:
劇?ミュージカル?ダンスですか?

りょうかさん:
ジャンルはコンテンポラリーに近いですが、独自に作り上げた新しいジャンルと言えると思います。セリフはないけれどストーリーはあります。音楽やダンスはあるけれど、歌詞で表現するのではなく、身体表現、演技で魅せるというものです。「言葉」で表現しないことでどこの国の人が見ても共感していただける作品になったのではないかと思います。

主人公は七福神、7人の神様です!初詣などでお参りに行った時、実はこうやって神様が私たちの願いを叶えるか叶えないかを決めているのかな、と想像を膨らませていただけたら。

実際に床に7人の神様が座ってパフォーマンスをする、「神さま会議」のシーンがあります。お客様から好評をいただけたシーンの一つです!

しゃけ:
え!おもしろい!深い!能に近いのかな?

りょうかさん:
『The Seven Gods』は日本の神様「七福神」からインスピレーションを受けて創ったものです。能や歌舞伎のような日本の古典芸能もすこし意識しましたが、自然発生的に私たちが作り上げた世界観です。

インスタグラムに随時公開していこうと思っているので、チェックしていただけたら嬉しいです。Edamovement Labインスタグラムはこちら!https://www.instagram.com/edamovement/

しゃけ:
手ぬぐいを使ったアート作品も作っているのですか?

りょうかさん:
はい。ニューヨーク在住の手ぬぐいアーティストの方とコラボレーションさせていただいています。公演では衣装を作る際に、たくさんの手ぬぐいを提供してくださいました!
素敵な柄がたくさんあるんです!加工すると洋服やバック、帽子代わりになるし、アイデア次第でツリーにも。日本の手ぬぐい文化を世界に広めていきたいです。

しゃけ:
手ぬぐいってなぜか温かみがあって癒されるのよね。

りょうかさん:
そうですね!ジャパンフェスティバルパレードではお花のオーナメントを手ぬぐいで作りました。

しゃけ:
これからの夢を教えていただけたら嬉しいです。

りょうかさん:
今の夢はブロードウェイ・ミュージカルで大人のキャストとしてもう一度『アニー』に出演することです。

2歳の時に父からもらった映画『アニー』に出会ってから、ずっとアニーに夢中です。幼少期は髪の毛をくるくる巻きにしてもらってアニーになりきっていました。

9歳の時に日本の『アニー』の舞台でテシー役でデビューを果たし、歌・ダンス・演技・楽器のレッスンを続けてきました。

大学でフランス文学を学び、2022年に単身留学。ニューヨークのHB Studioに入学し、「Hagen Core Training」を修了して今、短編映画やCMに出演させていただいています。

ニューヨークはエンターテイメントの世界最高峰の方たちが集まっている街なので、舞台で活躍できるチャンス、やりたいと思う舞台の数がとても多いです。演技をしている時に言葉にできないような充実感を感じるので、できるだけニューヨークの舞台に立ちたいです。

ただ、じっとしていては何も起こらないので、常に自分から行動するように心がけています。動き出すと、それを見てくださった方からお声をかけていただき、次のチャンスに繋がっていくのだな、と実感しています。

10代の頃から海外を一人旅してきたので、語学は苦手ではありません。が、留学して1年間はニューヨーク英語についていくのが大変でした。2年目の授業は朝から夕方まで毎日少人数のクラスだったので、かなりそこで鍛えられて、英語に対する恐怖心がなくなりました。

しゃけ:
なるほど。動くと次に繋がりますね。海外一人旅、すごい!思い出に残っている場所を教えてください。

りょうかさん:
ヨーロッパの国はだいたい行っていると思います。あとは東ティモールやエストニア、50か国以上を訪問しています。

海外に目を向けた理由としては、山田うんさんとの出会いが大きいです。大学生の時に「NIPPON CHA! CHA! CHA!」で山田うんさんと共演させていだきました。

ヨーロッパ旅行中に山田うんさんがエストニアにいることを知り、旅程を変更してエストニアを訪れました。でもコロナでショーがキャンセルになってしまって、残念ながらショーを見ることはできませんでした。

でも、山田うんさんにはお会いすることができました。そしてエストニアに住む日本人の方のお家に「お味噌汁飲みに行かない?」と誘っていただき、素晴らしい時間を過ごしました。

海外で活躍する日本人アーティストの方々から刺激をもらったこと、そしてそのエストニアで「2日後に国境閉まるって!!」というハプニングもあり・・・留学する決心がつきました。

しゃけ:
うわ。国境が閉まるかもハプニングは初めて聞きました。人生をエンジョイしていますね!

りょうかさん:
はい!根っから明るい性格で、実は日本のお笑いが大好きです。シソンヌさんやかもめんたるさんの舞台をよく見に行っていました。

難しいことを考えるのはあまり好きではないのですが、喜怒哀楽の中で一番難しいのは実は「楽」なのではないかと。人を笑顔にすることは本当に難しくて素晴らしいことだと「お笑い」の舞台を見て感じています。

私も人を笑顔にしたい!真剣にバカなことをやって自分が楽しみながら周りを幸せに!を追求していきたいです。

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