ミッドタウンにあるシアター Don’t Tell Mama で、1月22日に行われた伊藤聖沙さんのパフォーマンスを観てきた!これがもう、本当に面白くて、気づいたらお腹をかかえて笑ってる自分がいた。彼女のステージは、一人芝居のようでもあり、スタンダップ・コメディーのようでもあり、さらにミュージカルのようでもある…なんとも不思議で贅沢な時間✨
🌟 どんなショー?
伊藤さんの語りに加え、バックでピアノを演奏しているのはアメリカ人のプロフェッショナル。英語で進行するショーだが、内容がとてもわかりやすいから、英語を学びにニューヨークに来ている学生さんにも楽しめる空間なはず。英語が得意じゃなくても、心にグッとくるメッセージや笑いがたくさん詰まっていて、観ているだけで元気になれる。
🎤 ショーの中身は?
伊藤さんは自身の人生をベースにしたストーリーを語っている。帰国子女として日本でいじめを受けた経験や、幼少期に感じた違和感――例えば、下ネタありの下品な幼児アニメを幼少期に見ていたことや、親が子どもにネガティブな言葉を投げかけることへの戸惑い――などを、時には笑いを交えながら、ちょっとエッチな話題も盛り込んだり。
「日本にいると気づかない文化や慣習も、海外に出ると違和感として感じることがある」
そんな彼女の視点は、とても興味深く、観客それぞれの経験にもリンクする部分があるのではないだろうか。
🌸 セレブレーションって何?
伊藤さんがショーで伝えている「セレブレーション」は、「人生を祝うこと」。でも、それは豪華なパーティーのことではなく、過去の苦しい経験も含めて、今の自分を受け入れ、肯定することなのだ。
例えば、「昔こんな失敗したけど、それがあったから今の私がいる」とか、「あのときは大変だったけど、それも含めて私の人生」というように、自分の人生に感謝し、前を向く姿勢のこと。
彼女のショーには、そんな「どんな自分もOK!」と思わせてくれる温かさがある。
「若い人には『こんな生き方もあるんだ』と思ってほしいし、大人の方には共感してもらえたら嬉しい」という彼女の想いが伝わってきた。
🎵 音楽とダンスも見逃せない!
ミュージカルが大好きな伊藤さんは、同ショーでミュージカルの名曲をたくさん披露している。さらに、彼女のもう一つの情熱が タップダンス!コロナ禍にアムステルダムから発信されるオンラインクラスで始めたタップは、今や彼女のステージの大事な要素のひとつなのだ。
「タップだけは必死に通ってる!」という彼女のダンス、今回のショーでは見れないのが残念。。。それでも歌声は本物。軽やかで楽しくて、爽やかで、語りの合間にほっと一息入れてくれる。
📅 Don’t Tell Mamaで体験して!
ミッドタウンにある Don’t Tell Mama は、温かくてアットホームな雰囲気のシアター。私は数年前から、もっとシアターが小さく身近になって、観客がパフォーマーに近くなっていくべきって唱えている。観客もパフォーマンスに参加するショーまで近頃は人気。伊藤聖沙さんのショーも、パフォーマーである彼女が、まるで自分の友達のように感じられる。観た後に「よし、また頑張ろう!」と元気がもらえる素敵なステージだった。
次の公演もまだまだ続くので、ぜひ足を運んでみて!きっとあなたの心にも響くだろう✨
【関連リンク】
チケットはこちらから>>>https://www.waitwhatcabaret.com/tickets

